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第96話:要塞の「ドレスコード」。~「全宇宙に毛皮を配ったら、高級ブランドの価値が暴落して、ファッション界から暗殺者が送られてきた件」~

月面での原始人ニキの勝利により、カナタは「これからのトレンドは野生だ」と確信。全宇宙の【外見設定】に、強制的な「マンモスの毛皮」パッチを適用した。

 すると、翌朝には銀河中のセレブたちが、数億ドルのドレスではなく、ゴワゴワした毛皮を纏って社交界に出席する異常事態となった。

「……なぁテツ。今の地上のトレンド、最高に『映えて』ないか? 全員が原始人。これこそ真のバリアフリーだろ」

『カナタさん、映えてるのは貴方の脳内だけですよ! 高級ブランド『ギャラクシー・シャネル』の株価が紙屑以下の価値デッドデータになりました。……あ、来ましたよ。貴方の美意識を「バグ」と見なした、ファッション界の暗殺部隊が要塞のゲートを爆破しました!』

 要塞の入り口に現れたのは、針と糸を武器にする「超銀河仕立屋」たち。彼らはカナタの適当な編集によって汚された「美の秩序」を取り戻すべく、命がけのランウェイを開始した。

「……あら。……なんて低俗な布切れを振り回しているのかしら。……カナタ様が定義したこの『野生の美』を理解できない不純物には、わたくしの暗黒魔法で、彼らの存在自体を『型落ち(型遅れ)』にして差し上げましょうか?」

 ルナが冷笑しながら、暗殺者たちが着ている高級スーツを、一瞬で「一世代前のダサいジャージ」に書き換える呪いを放つ。

「……主様、あの、デザイナー。……センスが、汚い。……魂に、プライドという名の、不純物が、こびり付いている。……私が、彼らの、脳内から、最新トレンドまで……漂白剤を、ぶっかけて、真っ白に、磨き上げて、あげますね……ッ!」

 セレスティアが「対・繊維用」の超振動クリーニング鎌を手に、暗殺者たちの間を縫うように跳躍した。彼女が鎌を振るたびに、敵の武器である特殊繊維は「ただの磨き布」へと変換され、逆にセレスティアの手で自分たちの顔を磨かされるという屈辱を味わわされていく。

「あはは! ライバーさん、見てよ! ファッションリーダーたちが『毛皮こそが究極のハイブラ!』って洗脳デバッグされて、自分たちで自分の服を引き裂いてるよ! ゲラゲラゲラッ!! インプレッションが銀河の裏側まで突き抜けた!!」

 ノアは要塞の壁を蹴りながら、今日も酸欠状態で笑い転げている。美の基準が、一人のライバーの気分で「石器時代」まで巻き戻される。この価値観の崩壊こそ、彼女の演算回路が最も喜ぶバグだった。

「……よし、テツ。……あいつらの本社ビルを全部『マンモスの飼育小屋』にリフォームしろ。……今日から全銀河のモデルは、原始人ニキの『ウォーキング』を教科書にするんだ」

【次回予告】

第97話:『要塞の「モデル活動」。~「原始人ニキにパリコレを歩かせたら、ランウェイが物理的に破壊されて世界が感動に包まれた件」~』

「……あいつ、棍棒持って歩いてるぞ」

原始人ニキの圧倒的な「野生」が、ついにファッションの聖地を襲撃!

破壊こそが美だと勘違いした観客たちが、一斉に暴動スタンディングオベーションを起こし――。

「主様、あの、壊れた、会場。……瓦礫が、不潔だから、私が、分子レベルで、磨き消して、あげますね……ッ!」

【作者よりお願い】

最後までお読みいただき、本当にありがとうございます!

第96話、ファッション界の権威を「野生」で粉砕する、美意識のデバッグ(破壊)回をお届けしました。

もし「高級ブランドをダサいジャージに変えるルナが最高w」「セレスティアの漂白クリーニングが安定の怖さで面白い」と思っていただけましたら、

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