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第93話:要塞の「アンチコメント」。~「銀河の果てから『無能』と書き込んだ奴の自宅を、空間編集で玄関先に召喚してみた件」~

銀河オフ会がカオスな盛り上がりを見せる中、カナタは要塞のコンソールに流れる数億件のコメントを眺めていた。その時、一つの「赤文字」が目に留まる。

『所詮は編集マジック。本人の実力は無能そのもの。銀河皇帝もサクラだろ。……ID:Anti_Universe99』

「……テツ、今の見たか? 100万光年離れたアンドロメダの辺境から、わざわざ俺を『無能』呼ばわりだ。しかも、ご丁寧に自宅のIPアドレスまで隠さずに。……これはもう、招待コールしてるようなもんだよな?」

『カナタさん、いけません! それ、ただの構ってちゃんですよ! 無視して次の「ガチャ解説」に行きましょう! ……あ、ちょっと、座標を【玄関先】に固定して、空間を無理やり『結合』しないでください!!』

「【範囲選択:投稿者の居間】。……目的地、要塞のメインホール。――転送デリバリー!」

 カナタが指を鳴らした瞬間。

 要塞の床が歪み、アンドロメダのボロアパートにいた、パジャマ姿でキーボードを叩いていた不気味なエイリアンの男が、椅子ごとカナタの目の前に出現した。

「……ギ、ギギッ!? な、なんだ!? ここはどこだ!?」

「よう。……銀河の果てからわざわざ書き込み、ご苦労様。……俺が実物リアルの『無能』だ。……何か言いたいことがあるなら、直接聞いてやるよ」

 カナタが冷たい笑みを浮かべ、要塞の管理パネルを目の前で操作してみせる。空中に浮かぶ莫大な数値と、銀河皇帝の首(公式マーク)を見て、アンチの顔は一瞬で土気色に変わった。

「……あら。……汚いノイズが紛れ込みましたわね。……カナタ様の聖なる配信を汚したその指、わたくしの暗黒魔法で『永久BAN(切断)』して差し上げましょうか?」

 ルナが影の中から現れ、指先からドロドロとした魔力を滴らせる。その瞳には、アンチの存在そのものを「バグ」として処理する慈悲なき光が宿っていた。

「……主様、大丈夫。……この、不純な、魂。……磨き甲斐、ありそう。……根性が、曲がって、汚れているから……私が、魂の、奥底まで、高圧洗浄して……。……真っ白に、なるまで、削り落として、あげますね……ッ!」

 セレスティアが「対・人格修正用」の超振動タワシを手に、アンチの頭部をゼロ距離で捉える。彼女にとって、アンチの歪んだ心は、最も「磨き甲斐のある不純物」に他ならなかった。

「あはは! ライバーさん、見てよ! アンチが腰を抜かして『ログインボーナスだと思ってた』とか意味不明なこと呟いてるよ! ネット弁慶がリアルでカナタに会った瞬間の絶望顔、全銀河で同時視聴者数が過去最高を記録! ゲラゲラゲラッ!!」

 ノアは要塞の壁を蹴りながら笑い転げている。匿名の安全圏から吠えていた存在が、物理的な空間編集で引きずり出されるという最悪のバグ展開。彼女の笑い声がアンチの心拍数をさらに加速させた。

「……待て、助けてくれ! 冗談だ! インプレが欲しかっただけなんだ……っ!」

「……インプレか。……いいぜ。……お前のその『謝罪動画』、全宇宙に24時間、強制広告として流してやるよ」

【次回予告】

第94話:『要塞の「広告塔」。~「アンチの謝罪ダンスを銀河全域に流したら、逆にカルト的人気が出てしまった件」~』

「……なんであいつ、アイドルデビューしてんだよ」

カナタが罰として流した謝罪動画が、宇宙規模で「キモ可愛い」と大バズり!?

アンチが銀河のスタア(?)へと成り上がる、予測不能なバズりの連鎖が始まり――。

「主様、あの、新しい、人気者……。……輝きが、不純だから、私が、光を、磨き消して、あげますね……ッ!」

【作者よりお願い】

最後までお読みいただき、本当にありがとうございます!

第93話、100万光年先のアンチを物理で召喚して「ご対面」させる、管理者権限の暴挙回をお届けしました。

もし「IPアドレス特定どころか住所を要塞に繋げるの怖すぎるw」「セレスティアの魂の洗浄が安定のヤンデレで最高」と思っていただけましたら、

ページ下の【☆☆☆☆☆】を【★★★★★】にして評価いただけると、執筆の大きな励みになります!

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