第91話:銀河の「メンバーシップ」。~「全宇宙の知的生命体を会員登録させたら、地球の税務署がパンクした件」~
銀河皇帝の艦隊を「物理的な投げ銭」に変換し、旗艦を自分の「公式マーク」に書き換えたカナタ。全宇宙の知的生命体が恐怖と敬意を込めて「チャンネル登録」を連打した結果、要塞の収益カウンターはもはや天文学的な桁数を超え、表示がバグり始めていた。
「……なぁテツ。収益が入りすぎて、要塞のストレージが物理的に発熱してるんだけど。金塊のデータだけで床が抜けそうだぞ」
『カナタさん、喜んでる場合じゃありません! 銀河規模の収益が発生したせいで、地球の経済システムが完全に崩壊……どころか、日本の税務署が「史上最大の脱税(?)」の疑いで、次元を超えて突撃してくる準備を整えていますよ!』
「……は? 宇宙で稼いだ金に、なんで地上の税務署が口を出してくるんだよ」
カナタがモニターを見ると、空中要塞の真下に「国税局」の旗を掲げたヘリや、空間転移装置を搭載した最新鋭の役人たちの車両が集結していた。彼らにとって、銀河の富も「課税対象」でしかなかったのだ。
「……あぁ、浅ましい不純物たち。……カナタ様が銀河から持ち帰った聖なる収益を、汚い書類一枚で奪おうだなんて。……わたくしの暗黒魔力で、彼らの資産ごと『差し押さえ(消滅)』して差し上げましょうか?」
ルナが冷ややかな視線を地上へ向け、税務署の車両をまるごと「負債」へと書き換える呪文を唱えようとする。
「……主様、大丈夫。……あの、役人の、書類。……インクの、匂いが、不潔。……文字が、汚いから、私が、紙ごと、分子レベルで、漂白して……。……真っ白に、磨き上げられた、領収書に、してあげます……ッ!」
セレスティアが「対・行政用」の高速研磨消しゴムを手に、地上へと音速で降下した。彼女が書類をかすめるたびに、税務官たちが必死に書き溜めた調査資料が「磨き抜かれた白紙」へと戻り、ペンは鏡面仕上げの文鎮へと変わっていく。
「あはは! ライバーさん、見てよ! 税務署のメインサーバーが、君の銀河収益の桁数を見た瞬間にオーバーヒートして爆発したよ! 『計算不能』っていう最高のエラーメッセージが出て、役人たちが頭を抱えてる! ゲラゲラゲラッ!!」
ノアは今日も要塞の床を叩きながら笑い転げている。銀河を統べる神と地上の公権力が、たかだか「税金」で衝突するこのシュールな状況こそ、彼女にとって極上のバグコンテンツだった。
「……よし、テツ。……あいつらの税務署をまるごと『ダンジョンの休憩所』にリフォームしてやれ。……仕事の代わりに、俺のライブ配信のアーカイブを24時間視聴する義務を課してやるよ」
カナタが指を鳴らした瞬間、地上の国税局庁舎がみるみるうちに「カナタ・ファンクラブ支部」へと書き換わった。
こうして、地球の法すらも「編集」によってねじ伏せたカナタだったが、要塞に届く次の「通知」は、さらなるカオスを予感させていた。
「……今度はなんだ? 『銀河ママ友会』からのコラボ依頼……?」
【次回予告】
第92話:『要塞の「オフ会(銀河規模)」。~「各惑星の代表が挨拶に来たけど、原始人との文化交流が地獄絵図だった件」~』
「……地球の代表として、原始人ニキを出すのはやめろって言ったろ!」
宇宙人と原始人が入り混じるカオスなオフ会が開催!
宇宙船のパーツを石器で叩き壊す原始人に対し、カナタの「翻訳機能」が火を吹く!?
「主様、あの、多脚の、お客様……。……触手が、ヌルヌルして、汚いから……私が、魂まで、乾燥研磨して、あげますね……ッ!」
【作者よりお願い】
最後までお読みいただき、本当にありがとうございます!
第91話、銀河級の富に目が眩んだ(?)税務署を、文字通り白紙に戻す暴走回をお届けしました。
もし「税務署相手に無双するカナタが相変わらずすぎるw」「セレスティアの書類漂白が完璧すぎて笑った」と思っていただけましたら、
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