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第90話:銀河の「公式マーク」。~「月の裏側で銀河皇帝を煽り散らしたら、100億隻の艦隊にチャンネル登録された件」~

月面を「俺専用スタジオ」へとリフォームし、エイリアン・ライバーたちの回線を乗っ取ったカナタ。彼は全銀河に向けて、不敵な笑みを浮かべながら中継を開始した。

「……よぉ、銀河の連中。地球の管理者のカナタだ。……お前らの皇帝が『地球は俺の版権だ』とか抜かしてるらしいけど、だったら今すぐここに来て、俺を『ブロック』してみろよ。……できないなら、お前ら全員、俺の『下請けリスナー』だ」

『カ、カナタさん! 煽りすぎです! 銀河皇帝ゼノスが激怒して、月軌道上に100億隻の『惑星破壊艦隊』がワープアウトしてきましたよ! 画面が敵の艦影で真っ暗です!!』

 テツの悲鳴を裏付けるように、月の空を巨大な鉄の塊が埋め尽くす。だが、カナタは動じない。

「……ふふ。……無礼なブリキの玩具ですわね。……カナタ様の生配信に、許可なく映り込もうだなんて。……わたくしの暗黒魔法で、その艦隊ごと『低評価バッドボタン』の底へ沈めて差し上げましょうか?」

 ルナが真空の月面に立ち、指先一つで巨大戦艦の装甲を飴細工のように捻じ曲げていく。

「……主様、大丈夫。……あの、鉄屑の、群れ。……宇宙の、塵が、こびり付いて、不潔。……私が、艦隊の、表面から、エンジン内部まで……分子レベルで、磨き抜いて……。……ピカピカの、ただの、インゴット(投げ銭)に、してあげます……ッ!」

 セレスティアが「対・艦隊用」の超銀河研磨鎌を構え、無重力空間を流星のごとき速さで跳躍した。彼女が一閃するたびに、巨大戦艦は爆発する暇もなく、ただ「極限まで磨き上げられた綺麗な鉄の塊」へと変わり、そのエネルギーが数値化されてカナタの口座へと吸い込まれていった。

「あはは! ライバーさん、見てよ! 銀河皇帝のプライドが、君の【空間編集】で物理的な『スーパーチャット』に変換されていく! 100億隻分の鉄クズが、銀河史上最高の投げ銭額を記録しちゃった! ゲラゲラゲラッ!!」

 ノアは今日も腹を抱えて笑い転げている。彼女にとって、最強の艦隊が単なる「換金アイテム」に変わるこの状況こそが、最高のバグコンテンツなのだ。

「……よし、テツ。……皇帝の旗艦を『公式マーク』の形に編集して、俺のチャンネルアイコンの横に貼り付けておけ。……これで俺が、この銀河の『公式ルール』だ」

 カナタが指を鳴らした瞬間、皇帝の乗る超巨大母艦が無理やり折り畳まれ、カナタの配信画面の横で誇らしげに輝く「チェックマーク」へと姿を変えた。

 それを見た100億隻の生き残りたちは、恐怖と感銘のあまり、一斉に「チャンネル登録ボタン」を連打し始めたのだった。

【次回予告】

第91話:『銀河の「メンバーシップ」。~「全宇宙の知的生命体を会員登録させたら、地球の税務署がパンクした件」~』

「……金が入りすぎて、要塞の床が抜けるぞ」

銀河全域からの収益が押し寄せ、要塞が文字通り「黄金」で埋め尽くされる!

さらに、地球の税務官たちが要塞へ突撃してくるが――!?

「主様、あの、役人の、書類……。……文字が、汚いから、私が、紙ごと、漂白して、あげますね……ッ!」

【作者よりお願い】

最後までお読みいただき、本当にありがとうございます!

第90話、艦隊を丸ごと投げ銭に変えて銀河の頂点に君臨する、爆益回をお届けしました。

もし「ノアの笑い声が銀河に響くのがシュールすぎるw」「セレスティアの艦隊研磨が容赦なくて最高!」と思っていただけましたら、

ページ下の【☆☆☆☆☆】を【★★★★★】にして評価いただけると、執筆の大きな励みになります!

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