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第89話:要塞の「宇宙進出」。~「感謝のエネルギーで宇宙へ飛び出したら、月面に先客の『バズり待ちエイリアン』がいた件」~

全人類の「強制された感謝」は物理的な質量となり、空中要塞を押し潰そうとしていた。だがカナタは、その莫大な思念エネルギーを【空間編集】によって高純度の「推進燃料」へと変換。要塞は琥珀色の光を放ちながら、重力圏を突き抜けた。

「……ふぅ。ようやく静かになったな。テツ、現在の座標は?」

『カナタさん、無茶苦茶ですよ! 現在、月軌道上に到達。……でも、ここも全然静かじゃありません! 前方の月面に、地球のものとは明らかに規格の違う「バズりオーラ」を放つ巨大建造物を検知しました!』

 カナタがモニターを拡大すると、そこにはクレーターを改造した巨大なドームと、数千本のアンテナを振り回すタコ型の知的生命体――エイリアン・ライバーたちが集結していた。

 彼らは地球から溢れ出した「感謝のインプレッション」を傍受し、自分たちのチャンネルに吸い上げようとしていたのだ。

「……なんだあいつら。月の裏側で勝手に『地球をバズらせてみた』系の外伝動画を無断転載ミラーリングしてやがったのか」

『……不届き千万。……カナタ様の偉大さを、自分たちの実績に書き換える不純物……。わたくしの暗黒魔力で、あのタコ足の一本一本を銀河の塵にして差し上げますわ』

 ルナが真空の宇宙空間でも衰えない魔力を指先に凝縮し、月面へ向けて照準を合わせる。

「……主様、大丈夫。……あの、タコのような、不純物……。……吸盤の、一つ一つに、宇宙の、塵が、詰まっている。……私が、触手ごと、分子レベルで、磨き落として……ピカピカの、ただの、干物にして、あげますから……ッ!」

 セレスティアが「対・宇宙生物用」の高圧真空研磨鎌を構え、エアロックを開けて月面へと音速で射出された。宇宙空間でも「清掃」への執念は変わらず、彼女が鎌を振るたびに、エイリアンのアンテナが鏡面仕上げのクズ鉄へと変わっていく。

「あはは! ライバーさん、見てよ! 向こうのエイリアンたちが『地球の管理者がヤバいヤンデレを送り込んできたw』って、全銀河のSNSで大炎上してるよ! インプレッションが億を超えて『京』の単位に突入した!」

 ノアがゲラゲラと笑いながら、エイリアンたちの配信機材をハッキングし、画面をすべて「カナタ様のドアップ」に書き換えていく。

 

 カナタの「宇宙進出」は、地球内の覇権争いから、一気に「銀河一のインプレ王」を決める宇宙規模の抗争へと発展してしまった。

「……よし、テツ。……あいつらの配信設備を全部奪って、月面を『俺専用のスタジオ』にリフォームしろ。……銀河中の奴らに、本当の『バズり方』を教えてやるよ」

【次回予告】

第90話:『銀河の「公式マーク」。~「月の裏側で銀河皇帝を煽り散らしたら、100億隻の艦隊にチャンネル登録された件」~』

「……俺をブロックしたいなら、艦隊ごと消してみろよ」

カナタの煽り配信に、ついに銀河皇帝が激怒!

だが、攻めてきた艦隊の全エネルギーを「スーパーチャット(物理)」に変換した結果――!?

「主様、あの、鉄屑の、群れ……。……まとめて、私が、スクラップに、して、磨き直して、あげますね……ッ!」

【作者よりお願い】

最後までお読みいただき、本当にありがとうございます!

第89話、感謝のパワーで宇宙へ飛び出し、エイリアンとインプレ争いをする壮大な暴走回をお届けしました。

もし「宇宙でもセレスティアが磨く気満々なの最高w」「エイリアンが無断転載ライバーな設定に笑った!」と思っていただけましたら、

ページ下の【☆☆☆☆☆】を【★★★★★】にして評価いただけると、執筆の大きな励みになります!

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