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第80話:要塞の「システム復旧」。~「バグを利用して管理権限を取り戻したら、ヤンデレたちが『待機中』のフリーズ状態になった件」~

原始人たちが命がけで積み上げた「いいね」の石碑。それは消去された旧世界のデータを呼び戻す強力な外付けサーバーとなり、監禁世界のエデンの園に「現実」という名のノイズを撒き散らしていた。

「……テツ、今だ! 原始人たちのバックアップ・ノイズに紛れて、俺の管理者IDをシステムの中枢にねじ込め! ルナたちのロックを内側から爆破する!」

『了解です! 管理者権限、強制再定義オーバーライド……。……キタッ! カナタさん、今、貴方は再びこの世界の『唯一の公式』に返り咲きました!!』

 カナタが指を鳴らした瞬間、要塞全体の色彩が反転した。

 管理権限を奪い返された衝撃で、それまで世界を支配していたヒロインたちの権限が、一瞬にして「保留ポーズ」状態へと叩き落とされたのだ。

「……っ、カナタ様……。わたくしの、愛の領域が、書き換えられて……。体が、動か……ない……」

 絶対的な消去魔法を放とうとしていたルナが、輝くエフェクトを纏ったまま彫像のように静止した。

「……主様。……権限、エラー。……磨くための、手が、止まる。……不愉快、なのに……。……止まった、ままの、私を……。……どうか、貴方の、好きなように……好きな、形に……磨き直して……ッ!」

 石碑を削り取ろうとしていたセレスティアも、鎌を振り上げたポーズのままフリーズした。彼女たちの意識はあっても、カナタの権限によって「物理干渉」を一切禁じられた、完全な待機状態。

「あはは! ライバーさん、逆転勝利だね! ヒロインたちが全員『読み込み中』のぐるぐるマークを出して固まってるよ! 今がチャンス、このカオスな新世界を、君の好きなように『再設計リデザイン』しちゃいなよ!」

 ノアがゲラゲラと笑いながら、フリーズしたルナたちの頬に「メンテナンス中」のステッカーを貼っていく。

「……悪いな、みんな。少しの間だけ大人しくしててくれ。……テツ、原始人たちの石碑データをベースにして、文明を再レンダリングしろ。ただし、今度は『ヤンデレ耐性』のパッチを世界全体に適用してな」

 カナタは、止まったままのヒロインたちを横目に、空中モニターを高速で操作し始めた。

 

 消え去った都市、戻ってきた人々、そしてバグの象徴である原始人たち。

 すべてがパッチワークのように混ざり合い、カナタの手によって「新生・ダンジョン世界」が描き直されていく。

 

 攻略ライバー・カナタは、ついに暴走するヒロインたちを「一時停止」させることに成功した。しかし、彼女たちの瞳の奥に灯る執念の光までは、神の権限をもってしても消し去ることはできなかった。

「……さて、リスナーのみんな。……お待たせ。……ライブ配信、再開だ」

【次回予告】】

第81話:『新世界の「サービス開始」。~「文明を復旧させたら、原始人と現代人が入り混じったカオスすぎる配信環境になった件」~』

カナタが再設計した新世界は、超高層ビルの隣にマンモスが歩く異様な光景に!

復活した現代のリスナーたちと、実力派(物理)の原始人ファンがコメント欄で激突!?

「主様、メンテナンス、終了……。……お待たせした分、たっぷり、魂の、奥まで、磨き上げて……あげます……ッ!」

【作者よりお願い】

最後までお読みいただき、本当にありがとうございます!

第80話、管理権限を奪還し、ヒロインたちをフリーズさせて世界を再設計する逆転回をお届けしました。

もし「ヒロインたちがフリーズする瞬間のセリフにゾクっとした!」「カナタの管理能力がようやく本領発揮してて熱い!」と思っていただけましたら、

ページ下の【☆☆☆☆☆】を【★★★★★】にして評価いただけると、執筆の大きな励みになります!

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