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第7話:『世界ランク1位からの宣戦布告。~「俺の専属(ペット)に手を出すな」と聖女様がキレ散らかしています~』

元ギルドが社会的に抹殺された翌朝。

 俺の部屋の壁は、ルナが手配した業者(という名の彼女の私兵)によって本当にぶち抜かれていた。

「おはようございます、カナタ様。朝食は私の手作りですよ?」

 隣の部屋からエプロン姿で現れたルナ。もはや「共同生活」というより「監禁」に近い。

 だが、俺たちが昨夜出した「同接50万越え」という数字は、単なる国内の話題では済まなくなっていた。

 ルナがテレビをつけると、そこには世界ランキング1位のライバー、通称『神速のジーク』が緊急会見を開いている姿が映し出されていた。

『……あの新人の【空間編集】か。あれは、俺の領域テリトリーを侵す不純物だ。ルナ、君ともあろう者が、あんな無名の男と組むとはね』

 ジークのスキルは【超高速移動】。

 彼にとって、空間を無視して事象を書き換える俺のスキルは、自分のアイデンティティを脅かす最大のライバルに見えたらしい。

「カナタ、君に決闘を申し込む。俺のスピードに、君の『編集』が追いつけるか試してあげよう」

 画面越しに放たれた、世界最強からの宣戦布告。

 俺が冷や汗を流していると、隣でオムレツを切り分けていたルナの周りの空気が、パキパキと凍りついた。

「……あのアホ、殺します。カナタ様を『不純物』? 『試してあげる』? ――カナタ様は、私だけが試して、私だけが愛でる存在おもちゃなのに」

 ルナの背後から、どす黒い魔力のオーラが噴き出す。

「いいでしょう。公式戦、受けて立ちます。ただしジーク、あなたの敗北条件は『引退』じゃない。『この世からの退場』ですよ?」

 ルナは俺のスマホを奪うと、世界ランキング1位への返信を勝手に全校公開でポストした。

 

 もはや俺に拒否権はない。

 世界中が見守る中、俺とルナの「自宅ダンジョン」は、世界最強を迎え撃つコロシアムへと変貌しようとしていた。

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