表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

61/114

第61話:要塞の「ダークモード」実装。~「画面を見やすくしただけで、世界が永劫の闇に包まれた件」~

自動翻訳機能の暴走により、自分の独り言が「神託」として地上を震撼させていた頃。カナタは要塞のコントロールパネルを睨みながら、目をしばたたかせていた。

「……なぁテツ。最近、要塞のUIが眩しすぎると思わないか? 四六時中モニターを見てるから、ブルーライトで目がバキバキなんだよ。……もっと目に優しい、落ち着いた環境にならないか?」

『カナタさん、それは単なる「疲れ目」ですよ。……でも、確かに要塞の輝度は常に最大値に設定されていますからね。……あ、ちょっと、システム全体の【外観モード】設定をいじらないで!』

「いいだろ、自分好みにカスタマイズするくらい。……よし、世界全域のテーマ設定をライトから『漆黒のダークモード』に変更だ。……あと、コントラストを極限まで下げて、――適用!」

 カナタがエンターキーを叩いた瞬間。

 空中要塞、そして地上のすべてから「光」という名の彩度が剥ぎ取られた。

 昼間だったはずの空は、一瞬にして星すらも見えない完全な暗黒へと塗り替えられた。太陽の光は「目に優しくない不要な輝度」として一括カットされ、世界は永劫の夜へと突入したのだ。

「……お、いいじゃん。落ち着く色になったな」

『カナタさん!! 目に優しいどころか、地上では「太陽が死んだ!」って阿鼻叫喚ですよ! 作物が育たないどころか、一寸先も見えない暗闇で、人々が互いを魔物と間違えて乱闘を始めてます!!』

 だが、この暗黒の世界を誰よりも喜んでいる者たちがいた。

「……ふふ。……素晴らしいですわ、カナタ様。……この深い闇の中であれば、カナタ様の瞳の輝きだけが、わたくしの唯一の太陽になりますもの。……さあ、この永遠の夜の中で、わたくしと二人きりのバックアップ作業を続けましょう?」

 ルナが闇に紛れてカナタの腕を絡め取る。彼女の魔力は影の中でさらに増幅され、その独占欲は逃げ場のない暗闇そのものとなっていた。

「……暗闇、最高。……不純物が、見えなくて……掃除が、捗る。……主様、大丈夫。……暗くても、私が、主様の、場所を、指先で、丁寧に、探して、磨いて、あげます……ッ!」

 セレスティアが、暗視ゴーグル(魔力)を装着し、音もなくカナタの背後に密着する。彼女にとって、この闇は主を「磨き放題」にするための最高のフィールドだった。

「……あはは! ライバーさん、地上ではみんなパニックだけど、逆に『ナイトモード』の動画としてバズるんじゃない? 視聴率(同接)も爆上がりだよ!」

 ノアがゲラゲラと笑いながら、闇の中にネオンのようなバグのエフェクトを散りばめる。

 

 地上では人々が「光を返せ!」と泣き叫んでいるが、要塞の中では「目に優しい」という身勝手な理由で、狂った夜の宴が静かに、そして苛烈に始まろうとしていた。

「……あー、でも流石に暗すぎてキーボードが見えねえな。テツ、手元だけ『スポットライト』で照らしてくれ」

『……カナタさん。その狭い光の範囲だけが、今の世界に残された唯一の希望ですよ……』

【次回予告】

第62話:『世界の「解像度」を落としてみた。~「遠くの景色をドット絵にしたら、敵の軍勢がレトロゲームの雑魚キャラになった件」~』

「処理が重いな」

カナタが世界の【描画距離】と【解像度】を極限まで低下!

すると、要塞に攻めてきた最強の騎士団が、カクカク動く「ドット絵」の弱小キャラに変貌し……!?

【作者よりお願い】

最後までお読みいただき、本当にありがとうございます!

そして皆様に嬉しいご報告があります!

なんと、本作がランキング入りを果たしました!

いつも応援してくださる読者の皆様、本当に、本当にありがとうございます!

皆様の『いいね』や評価が、私の「空間編集」の原動力です。これからも全力でバズらせていきます!


ページ下の【☆☆☆☆☆】を【★★★★★】にして評価いただけると、さらなる執筆の大きな励みになります!

ブックマーク登録も、ぜひポチッとよろしくお願いいたします!

また、もしよろしければX(旧Twitter)などのSNSで「#世界中にダンジョンが出現したけど、バズり方を知っている俺だけが最強の「攻略ライバー」になった件」のハッシュタグを付けて、感想と一緒に広めていただけると嬉しいです!

皆様のシェアで、さらに上の順位を目指していきたいです。よろしくお願いします!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ