表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

112/114

第112話:要塞の「癒やし地獄」。~「数兆人の美少女に一斉に甘えられた結果、要塞の酸素濃度が『尊さ』でゼロになった件」~

全人類を「ツルツルの猫耳美少女」に書き換えた結果、要塞は未曾有の危機に直面していた。

 数兆人の元・おっさん(現・猫耳美少女)たちが、元の肉体(筋肉)を取り戻そうと、一斉にカナタに向けて「にゃあ~ん(お願い♥)」と甘い吐息を漏らし始めたのだ。

「……ハァ、ハァ……なぁテツ。要塞の空調、壊れてないか? なんで外気を取り込んでるのに、空気が甘ったるくて……意識が遠のくんだ?」

『カナタさん、危険です! 全人類の「あざとい吐息」が、空間内の二酸化炭素を「ピンク色の尊いガス」に変換しちゃってます! 酸素濃度が0.01%を切りました! このままでは「可愛さの窒息死」という前代未聞のバッドエンドですよ!!』

 モニターには、頬を赤らめてすり寄ってくる数兆の美少女(中身はゴリラ)たちが、要塞の防壁を物理的な「甘え」で溶解させていく光景が映し出されていた。

「……あら。……なんという粘りつく不純物。……カナタ様の肺に、あのような下俗な吐息を吸わせるなんて。……わたくしの暗黒魔法で、あの猫耳たちの喉ごと『ミュート(沈黙)』に書き換えて、永遠の真空に沈めて差し上げましょうか?」

 ルナが苦しげに胸を押さえながらも、要塞に充満するピンク色のガスを、魔力の掃除機で異次元へ吸い込もうと杖を振る。

「……主様、あの、甘えた、吐息。……ベタベタして、不潔。……空気中に、舞う、尊さの、粒子が、フィルターを、腐らせている。……耐えられない。……私が、全人類の、肺の、奥底まで……高圧洗浄で、磨き抜いて……。……一分子の、甘えも、許さない、氷点下の、純粋酸素に、磨き直して、あげますね……ッ!」

 セレスティアが「対・萌え死用」の液体窒素噴射機を抱え、要塞の換気ダクトへと飛び込んだ。彼女が通路を「磨き」ながら冷気を放つたびに、ピンク色のガスは一瞬で凍りつき、床には「凍結した甘えの結晶」がガラガラと音を立てて積み上がっていく。

「あはは! ライバーさん、見てよ! 酸素不足で脳がバグったリスナーたちが『窒息するほど愛してるw』ってスパチャを投げまくって、インプレッションが死後の世界まで届いてるよ! ゲラゲラゲラッ!! 『尊死(物理)w』ってタグが宇宙の真理を上書きした!! おっかしくって肺が破裂しそう!!」

 ノアは酸欠で顔を青くしながらも、狂ったように笑い転げている。

「……クソっ、背に腹は代えられねえ。……テツ、禁断の【逆転パッチ】を適用しろ! 全人類を……一旦『全員おっさん』に差し戻すぞ!!」

【次回予告】

第113話:『要塞の「加齢臭」。~「世界を全員おっさんに戻したら、今度は要塞が『渋すぎる空気』で物理的に重くなった件」~』

「……今度は別の意味で息ができねえよ!」

猫耳美少女から、一瞬で「不機嫌な中間管理職」へ!?

世界中から漂う哀愁と加齢臭が、要塞の重力値を100倍に引き上げ――。

「主様、あの、おじさん臭。……魂が、くたびれて、汚いから、私が、細胞ごと、漂白して、あげますね……ッ!」

【作者よりお願い】

最後までお読みいただき、本当にありがとうございます!

第112話、可愛すぎて酸素がなくなるという、文字通りの「尊死」一歩手前のカオス回をお届けしました。

もし「美少女の吐息で酸欠になる設定が酷すぎて笑ったw」「セレスティアの液体窒素研磨が相変わらず物理に厳しくて最高」と思っていただけましたら、

ページ下の【☆☆☆☆☆】を【★★★★★】にして評価いただけると、執筆の大きな励みになります!

ブックマーク登録も、ぜひポチッとよろしくお願いいたします!

また、もしよろしければX(旧Twitter)などのSNSで「#セカダン」でシェアしてくれたら嬉しいです!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ