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第111話:要塞の「ルート分岐」。~「リスナーの多数決で『全人類が猫耳の美少女になる世界線』が選ばれて、要塞が巨大な猫カフェになった件」~

「次の配信の舞台は、リスナーの多数決で決める」――カナタが放ったその一言が、宇宙の因果律を最悪の方向へ加速させた。

 画面を埋め尽くす圧倒的な票数によって選ばれたのは、『全人類・猫耳美少女化ルート』。

「……なぁテツ。さっきまでベンチプレス300キロ上げてた原始人ニキたちが、なんで全員『にゃあ』とか言いながら自分の毛繕いを始めてるんだ?」

『カナタさん、これが「民意」という名のバグですよ! 空間編集のリソースが、リスナーの欲望によって強制的に書き換えられました! 現在、銀河系の全生命体(おっさんも魔物も含む)が、見た目だけ「完璧な美少女」に修正されています!!』

 モニターには、筋骨隆々だったはずの軍神たちが、フリフリの衣装を纏い、猫耳をピコピコさせながら肉球を自慢し合うという、視覚的暴力の極致が映し出されていた。

「……あら。……なんという浅ましい不純物の群れ。……カナタ様の周囲が、あのような媚びた鳴き声で埋め尽くされるなんて。……わたくしの暗黒魔法で、あの猫耳たちを『去勢(消去)』して、ただの毛玉に書き換えて差し上げましょうか?」

 ルナが冷徹な視線で、要塞のバルコニーに群がる猫耳美少女(中身は元魔王)たちを、異次元のペットショップへ転送しようと魔力を練り上げる。

「……主様、あの、猫の、毛。……不潔。……要塞の、隅々に、抜け毛が、こびり付いて、フィルターが、詰まっている。……耐えられない。……私が、全人類の、表皮ごと、一細胞ずつ、高圧洗浄して……。……一ミリの、産毛も、許さない、鏡面仕上げの、無毛人間に、磨き直して、あげますね……ッ!」

 セレスティアが「対・獣毛用」の超強力脱毛研磨ローラーを手に、猫耳の群れへと突っ込んだ。彼女が通り抜けた後には、猫耳も髪の毛も全てを失い、頭からつま先までツルツルに磨き上げられた「歩く鏡面人間」たちが量産され、反射光で要塞が物理的に燃え始める。

「あはは! ライバーさん、見てよ! 美少女になった元・原始人たちが、ツルツルに磨かれた自分の肌で滑って、巨大な『人間カーリング』が始まってるよ! ゲラゲラゲラッ!! 『猫耳、磨かれて発光w』ってタグが銀河トレンドの天井を突き破った!! おっかしくって尻尾が千切れる!!」

 ノアは自分に生えた猫耳を激しく振り回して爆笑しながら、全人類が「ツルツルの美少女」として重なり合うカオスな映像を全宇宙に配信し続けている。

「……よし、テツ。……モフモフかツルツルか、どっちかにしろ。……こうなったら『全世界対抗・猫じゃらし大戦』を開催する。……俺を一番癒やした奴に、元の筋肉(肉体)を返してやるぞ!!」

【次回予告】

第112話:『要塞の「癒やし地獄」。~「数兆人の美少女に一斉に甘えられた結果、要塞の酸素濃度が『尊さ』でゼロになった件」~』

「……苦しい、物理的に息ができない……っ!」

美少女(中身は野郎)たちの猛烈なアピールが、空間の酸素を消費し尽くす!?

窒息寸前のカナタが、禁断の「全員おっさん化パッチ」に手をかけ――。

「主様、あの、甘えた、魂。……ベタベタして、不潔だから、私が、精神ごと、削り落として、あげますね……ッ!」

【作者よりお願い】

最後までお読みいただき、本当にありがとうございます!

第111話、リスナーの欲望で世界が「ツルツルの猫耳美少女」で埋め尽くされるという、変態的デバッグ回をお届けしました。

もし「原始人が猫耳美少女に変わる絶望感に吹いたw」「セレスティアの全人類無毛化研磨が安定の怖さで最高」と思っていただけましたら、

ページ下の【☆☆☆☆☆】を【★★★★★】にして評価いただけると、執筆の大きな励みになります!

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