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第110話:要塞の「神回」。~「怒鳴り込んできた神々に『いいね』の形に並べと命じたら、宇宙の創造主がファンクラブ会長に就任した件」~

「勝手に銀河の形をドヤ顔に変えるな!」と、時空の裂け目から現れた宇宙の創造主と八百万の神々。だが、カナタは臆することなく、彼らの【ステータス】を空間編集で「新人アイドル候補生」に書き換えた。

「……なぁテツ。神様たちの後光、あれ演出エフェクトとしては最高じゃないか? ちょっと並ばせて『いいね』のマークを作らせろ」

『カナタさん、無茶苦茶ですよ! 創造主が「私は宇宙を創ったのだぞ!」って激怒……あ、あれ? 創造主の目が『承認欲求』で血走ってます! 自分が作った宇宙で、自分よりバズってるカナタさんに、嫉妬と憧れが混ざり合ってバグってますよ!!』

 数分後。宇宙の創造主は、カナタが渡した「ファンクラブ会長」の腕章を涙ながらに装着し、神の権能を使って「全宇宙規模のペンライト(恒星)」を激しく振り始めた。

「……あら。……神といえど、結局は注目されたいだけの不純物でしたのね。……カナタ様のステージに花を添えるなら、わたくしの暗黒魔法で、あの神々ごと『絶対零度のスモーク(演出)』に書き換えて差し上げましょうか?」

 ルナが冷徹な視線で、必死にバックダンスの練習を始めた軍神や豊穣神たちを「素材」として品定めし、魔法陣の光を調整する。

「……主様、あの、神様の、後光。……眩しすぎて、不潔。……神性という名の、脂ぎった、オーラが、空気を、濁らせている。……耐えられない。……私が、彼らの、神性ごと、魂の、奥底まで、磨き剥いて……。……ただの、透明な、使い捨ての、照明器具に、磨き直して、あげますね……ッ!」

 セレスティアが「対・神霊用」の超次元漂白たわしを手に、神々の列へとダイブした。彼女が神々を「磨く」たびに、神聖なオーラは剥ぎ取られ、神たちは一皮剥けた「ただのピカピカに光る発光体」へと加工されていく。

「あはは! ライバーさん、見てよ! 創造主がファンクラブ会長として『カナタ様しか勝たん!』って全宇宙にテレパシー(宣伝)を飛ばしてるよ! ゲラゲラゲラッ!! 神の権能をドブに捨てるようなバズり方、最高にシステムが死んでる!! おっかしくって因果律が壊れる!!」

 ノアは要塞のコンソールに飛び乗り、創造主が自ら銀河の形を「カナタ・コイン」のマークに再編集し始めた様子を見て、狂ったように笑い転げている。

「……よし、テツ。……神々がバックダンサーなら、次の配信の投げ銭は『ソウル』じゃなくて『世界線ルート』にしろ。……リスナーが選んだ世界線に、俺たちがそのままライブで突っ込んでやる!!」

【次回予告】

第111話:『要塞の「ルート分岐」。~「リスナーの多数決で『全人類が猫耳の美少女になる世界線』が選ばれて、要塞が巨大な猫カフェになった件」~』

「……お前ら、欲望に忠実すぎるだろ!」

選ばれたのは、全員が「にゃあ」としか喋れない究極の癒やし(?)の世界!?

マッチョな原始人たちが一瞬で猫耳美少女に書き換わる中、カナタが放つ「去勢デバッグ」の一手とは――。

「主様、あの、猫の、毛。……抜け毛が、不潔だから、私が、全人類、無毛の、鏡面仕上げに、磨き直して、あげますね……ッ!」

【作者よりお願い】

最後までお読みいただき、本当にありがとうございます!

第110話、神々すらもファンクラブに取り込むという、タイトル通りの「神回」をお届けしました。

もし「創造主がペンライトを振る姿がシュールすぎて吹いたw」「セレスティアの神性漂白が安定のスケールで最高」と思っていただけましたら、

ページ下の【☆☆☆☆☆】を【★★★★★】にして評価いただけると、執筆の大きな励みになります!

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