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第3話 絶望
某歌の日本語詩を使っています、すいません
建物の中に入ると、そこはまるで地獄だった、無数のゾンビが奥で蠢いている、それを見た瞬間、俺の頭の中で「無へと還ろう 壊れていく 壊れていく」という声が聞こえた
そして死期を悟った、ぼうっとしている間に噛まれたのだ
「噛ま…れた…だと……?」
「おい高坊!!大丈夫か!?」廉凱が言う
「還るんだよ、原始へ、無へ……」
怜雅が言う
「何言ってんだ!!」煤織が怒鳴る
「フッ…治し方なんて簡単だよ……それはまだα段階だからね…」男「裁錬」が言う
「どうやって治すんだよ!?」煤織が聞く
噛まれてしまった怜雅、ウイルスが回るのを防ぐ方法とは「ゾンビの血を噛まれた場所にかけるんだよ…」と裁錬が言う
「よし、分かった」と言う煤織が一人、いや一匹のゾンビに殴りかかり、倒し、蹴る
そして付いた血を怜雅の噛まれた場所に付ける
「はあ…これでいいだろ…?」
続く