1.プロローグ
加筆する機会があるかもしれません
予めご了承ください
「ようこそ、このゲームを始めるにあたって説明を致しましょうか?」
「はい、お願いします。」
「では──────」
俺は森元 灰斗。このゲーム最新のフルダイブVRゲーム『Dear companion Monster ONLINE』をプレイしようとしている1人の学生である。
幼なじみであり、学友である。山元 謙司 に誘われてやろうと思ったのだが、発売前から人気があり、予約者数が想定の遥か上を行っていたとかで、まず抽選で6万人に対して販売その後2ヶ月の期間を置いて3万人にその後2ヶ月経て又3万人そうして販売していくと言う運びになったのだが、俺は妹共々運良く第1回で当選、友人の謙司はたまたまベータテスト会場に鉢合わせて体験したものとして、優先券が与えられて居たらしい。運のいいヤツめ
妹とはゲーム内で鉢合わせる約束をして、ゲームに臨んだわけだ。
で今目の前で説明を行っているのは、このゲームのAIでチュートリアル役だと言う。
このゲームはBOKJOGAME社開発のファンタジーRPG作品になっている。俺達プレイヤーはゲームの舞台フェアツヴァイフルングの世界に降り立ち、モンスターを相棒に悪の軍団を倒していくストーリーであるらしい。
プレイヤー全員は共通スキル【魔獣魔法】を持ち、それ以外の10個の初期スキルがキャラクタークリエイト時に、幾つかある質問の応えを元にランダムで決まるらしい。
スキルはゲーム内でも覚えることが可能な為、初期に取れて嬉しいのはレアスキルの存在があるかどうかだろう。
尚、質問の際に人体の機微な動きすら捉え嘘かどうかも判定されやり直してもだいたい似たようなスキル構成になる様にはなっているらしい。
始まった際にSPは10ポイント貰えるので初期ビルドが気に入らない人は付け足しが可能な創りになっている様だ。
「ここまででなにか質問はありますか?」
「いえ大丈夫かな」
「では次に進行させて頂きます」
ここからはキャラクタークリエイトの時間になる。
「まずあなたは自身でも戦闘を行うタイプですか?サポートに専念するタイプですか?」
ここで大まかな戦闘タイプがか決まる。前者は剣や魔法でPCもステータスを所持してモンスター達と共に戦闘を楽しめるタイプ、後者はPCはスキルのみの構成でモンスターのみに戦闘を任せるタイプ。
そこから両者共に3つのスタイルに別れる。前者は前中後の3つ、後者はバフやデバフ型コマンダースタイル、モンスター育成に特化した型ブリダースタイル、生産活動を主体としたテクノスミススタイル。
これら6つのスタイルが存在している。だが、PC戦闘系でもサポート系が所持する劣化版スキルみたいのはあるらしいので、ベータテスター曰く戦闘型を選んだ方が楽しめるとかなんとか?
まあ俺は既に決めている。
「サポートでそれからブリダーでお願いします」
「かしこまりました。ではこれから幾つかの質問をさせて頂きます」
「はい」
「ではまず、──────」
そこから俺は生き物は好きですか?とか全ての生き物を見て回りたいですか?等質問内容は幾つかあったけど全部YESだったなぁ。何問答えたのかは覚えていないがそれなりに時間は使ったかな?
「ありがとうございます。ではこれよりキャラクターの見た目を決めてください」
「見た目って自分をベースに出来ますか?」
「はい、可能でございます。これから貴方様の現実での姿をベースに調整を行ってください」
と目の前にキャラクターの見た目が投影された。
弄るのは髪の色くらいでいいだろう。俺の名前のせいないのかイメージカラーは緑とか灰とか言われているからその辺を避けて、後リアルでの髪の色黒も避けよう。
「よし、赤にしよう」
こうして、鮮明な赤色ってよりは少し暗さを付けた赤黒い髪のキャラで始める事にして、プレイヤーネームはアッシュ。
「決まった様ですね。ではスキルの抽選も終わりましたので、これより始まりの町アインスフリューゲにお送りします」
そうして俺は光に包まれていった。
ここから俺のモンスターとの出会いが始まっていくのか──────