飴 作者: 雑多 掲載日:2021/02/03 冷蔵庫の自分の棚に、果物の味の飴が置かれていた。 なんとなく口寂しくなる夜中、袋の中から一つ取り出す。 冷たい飴が唇に当たって、自分の体温が高いことに気が付く。 すぐに温くなる飴、少しの間の冷たさがたまらなくて、もう一つ。 食べ続けたら太ってしまうなぁ、と思いながら口の中で転がす。 気を付けていたのに、気が付いたら噛み砕いている。 口の中の甘さを、出涸らしの紅茶で流し込む。 飴二つ分の甘さは、出涸らしでは簡単に流せないらしい。