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軽く言い過ぎだろぉ!

あー……食った、これが毎日食べれるとか天国か何か?

「クロム様、口にまだ汚れが付いております」

執事さんが口と机の周りを拭いてくれた

「ありがとう!」

「……いえ、当たり前の事ですので」

?なんか挙動不審になったけど気にしたら駄目だろうし、デザートが来た……これは、なんだ?

「父さん、この黒い四角いのは?」

「んんっ!」

「クロム様それはチョコと言う物です、甘い菓子です」

まだ父さんって言うの恥ずかしいな、父親って感じもまだしないし……

「チョコ……いただきます」

甘ぇ!クソ甘ぇ!?これが貴族の食べ物なのか……このチョコってやつは砂糖を大量に使ってそうだから、高そうだな

「甘いですね……体に悪そうです」

「クロムはチョコみたいな甘いのは嫌いか?」

「少し……苦手かな…」

まだ舌にチョコが残っているのか甘い、なんだこのしつこさは

「さて、食べ終えたし本題の話をして良いかな?マルク書類をくれないかい?」

「了解致しました」

あの軍服の人マルクって名前なのか……名前も顔もイケメンだな、勝ち組かよ

「よしこれぐらいまとまっていたら順調に行くね、流石僕の部下達だよ……鍛えといて良かった」

「これをクロムにも渡してくれ」

「了解致しました」

マルクさんが三枚の紙を持って来たので紙を貰い見てみるが所々難しい文字が使われており読めない

「父さん…俺難しい文字読めない」

「おっとそうだったのか、まぁとりあえず説明するよ」

「はい」

「クロムには今日から勉強と実技の特訓をしてもらう為に近衛隊長が訓練に使っている山に行ってもらう、あぁ安全の事は気にしなくて良いよ近衛隊長が付いててくれるから」

「は?え?勉強はまだ理解出来るけど実技で最初から山ってなんですか山って、魔物と戦わせる気ですか父さん?!」

「え?うんそうだよ、そのくらいしないと学園に間に合わないからね」

何言ってんだこの人!?魔物って普通傭兵とか騎士団の人達が倒すやつだろ!なんで俺みたいな子供に倒させようとしてるんだ?!

「大丈夫だよ、安全だから」

「いやいや父さん、いくらなんでも危ないし近衛隊長?って人にも負担が掛かりますよね?!」

「いや?彼には負担なんて感じないから大丈夫だよ」

そんな黒い笑顔で言われても信用出来ないんですが!

マルクさんがドン引きしてますよ!父さん!

「マルクもそう思うだろう?」

「ハイソウオモイマス」

御伽話に出てくるような悪い奴みたいな顔で促すのはどうかと思いたいなぁ!

「クロム、君の白い髪は母親とそっくりだから山で汚さないようにね」

「いや、山に入るならどうしても汚れますよ父さん」

後、正直この長くなった髪を切りたい所なんだけど

「目の色について聞かれたら僕に聞いてと言ったら良いよ、その赤黒く光る目は目立つから沢山の人から聞かれると思うからね」

確かに大家さんにもよく不思議な目だと言われてたな、後なんかが歪みそうになるからあまり見つめないようにと注意されたな

「良し、話はこれで終わりだから今から山に向かいなさい」

は?!いきなり話が終わり?!話が少ないしなんか絶対言って無い事があるだろ!

「え?あの?」

両脇をメイドさんに掴まれ持ち上げられる

「それじゃ頑張ってねクロム」

「えぇ!ちょっと父さん?!それは軽く言い過ぎではぁぁァァァ…………」



「良し、行ったね」

「あれでよかったのか?あんな適当で」

「良いんだよあれくらい軽い方が気を使わなくて良いだろう?それとも『お前は宰相の息子として相応しい知性と力を備えつけないといけないから鍛えて、絶対に侮れられない存在になれ』ってキツく言えばよかったのかな?」

「いや……そこまで言う必要は無いが、流石に軽く言い過ぎだぞ」

しかも碌に近衛隊長がどんな人物か、山にはどのような魔物がいるとかも言わずに……となんか小言が聞こえるけど気にせず紅茶を飲み、クロムの今までの記録が書かれた書類を読んでいく

「へぇ?クロムに仲良くしてくれた子がいるみたいだね?」

「待て、ここで殺気を撒き散らすのはやめろ」

何人かクロムの容姿で気味が悪いと言ってゴミや石を投げつけたり食材を無駄にしたりしてたみたいだ

「うーん、消した方が良いね」

12人くらいだから消しても別に問題も無いし差別する奴を養う程帝国は甘く無いし構わないか

「マルク、このリストに記載されている12人は適当に罪状付けて死刑にするから身元を洗っておいて」

「お前……身内が一々こんな事されたら、こんな処置を毎回するのか」

「当たり前だよ僕は手が届く範囲なら守るよ、そしてその範囲にいる物に手を出すなら幾らでも消すよ」

彼女と約束した事は必ず守る、それだけだ


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