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マイファミリー  作者: kage
3/5

第2話 パーティー

「あ、痛っ。」

 目が覚めると俺は馬車の中にいた。


「気が付きましたか?」

そこには体格のいいおじさん?いやおじいさん?がいた。


「セバス気が付いたのかい?」

金髪碧眼の美青年がこちらに顔を向けている。


「ええ、坊ちゃま気が付かれました。」


「お嬢さん裸であんなところで寝ていると風邪を引きますよ?」

ばっちり目が合い自分をみる。


!?な「なんじゃこりゃぁぁぁぁぁぁぁあ!」

そこには布一枚を宛がわれた黒髪ローングの美少女、そう美少女がいた。と、言っても鍛え抜かれた筋肉そのままに小さくなった男の娘だ。それを目を開かず察知系感知系スキルのおかげで把握する。


「おーい大丈夫か?」

呆然としていた俺の肩を抱き顎に手をやり見つめながら訪ねてくる。


「ん?あ、ああ大丈夫・・・って、近いは!!」


「残念。」

ニコっとはにかむ。・・・ニコじゃねぇよ、ニコじゃ。


「ではこうしよう。僕と付き合ってくれないかい?」

と、イケメンが言ってきた。

*キスをする

*抱かれる

*淫らにされる

なななな、なんだこの選択肢はどんなヒロイン設定だよ!


「もちろん。断る!そもそも俺は男だ!」

思考は一瞬、否を叫ぶ。


「男・・・。」

絶句する。そうだろう、そうだろう男に迫った挙句、告白とか、さぁ落ち込めorzのように!


「構わない。」


「ふぇっ!?」


「構わないと言った。これほどまでに美しい人と付き合えるなら、受けでも構わない。だから僕と・・・。」

俺は庇うように抱きよせながら外へ飛んだ。

直後、ドーンというう音と共に馬車が爆ぜる。

この状況でも抱きしめられていることに顔が真っ赤にしているイケメンを無視しつつ、セバスの様子をうかがう。直撃は避けたのか、何とか膝をついている。


「僕が魔法でけん制するその間に逃げるぞ。」

若干赤みを残した顔で立ち上がり演唱を始める・・・がしかし、2撃目の炎弾が迫り、言葉に詰まり演唱が途絶える。動くことを忘れたイケメンの・・・そういえば名前きいてないな、なんて考えながら庇うように前に出る。

 炎弾があたる瞬間、それに裏拳を叩きこむ。ドーンと先ほどと同じ音と共に弾いた方向で爆ぜる。

そのまま、一足飛びでドラゴンの眼前まで移動し、手を振り上げ勢いよく振り下ろす。そうビンタだ!地形が変わる程の炎弾を吐くドラゴンにビンタを繰り出した。

 数十メートルの高さから地面へと叩きつけ、クレーターを作る。内心では、出来ると思ったからやったのだが、強くなりすぎていて、叫び倒しながら、顔には一切出さず、眼前に着地し言い放つ。


「俺に従え、従うなら頭を垂れよ。」

パーと光ったかと思ったら、素っ裸で巨乳、もう弾けんばかりのそれをぶら下げ赤く長い跳ね返りの多い髪を垂らし、頭を下げる。そうまっぱの垂れ眼系お姉さんの、まっぱの美女が!

「イエス、マイロード。」


 しかしアレだ、この見た目はやばい。第三者視点で見て見よう。素っ裸で仁王立ちする美少女ならぬ少年。その前には素っ裸で跪く美女。・・・どんな野外プレイだよ!


 取りあえず、布をまとい、セバスをイケメンが魔法で癒し、俺たちは近くの町まで移動し宿に入った。セバスに直ぐ服を買いに行かせ、着替え、自己紹介と状況の確認を始めた。


 まず変態イケメンの名前はバーニア・アルホード、エルフの王子と言ってもその国ただ一人の生き残りで、代々エルフ族に仕えてきたフォレスターいわゆる森人族のセバス、セバスチアーノと逃げている最中だったとか、森が焼かれたのは、俺の所だけじゃなかったらしい。原因ははっきりしているドラゴンが暴れたからだ。

しかし、そのドラゴンはミラ・ドラグーンというドラゴニュートで竜人族の女王で寝ている間に錯乱の魔法を掛けられたとのこと。叩かれた衝撃でめが覚めるまで自分でも何が何だかわからない状態だったみたいだ。そんな状態で俺の従者になったのは大丈夫なのかと聞くと


「わたくし達の種族は強すぎるため孤高で、村も形成しておらず、ああなってしまったら止めれれる者も居りません。魔力が尽きて死ぬまで暴れていたでしょう。それをロードには助けて頂きました。その時悟ったのです我が身はこの方のものなんだと。」

だそうだ。

「大げさだな。それとロードはやめてくれ。」

それに対しては

「おおげさではあれません。わたくしにとって・・・ry。ではマスターと。」

仕えることに関して長々と語られ、横でセバスまで頷く光景を見て、そうかとだけ答えておいた。ロードよりはましか、と思いこっちも了承することにした。


 では、バーニアことバニーはというと俺とパーティーを組みたいらし、ミラが森を焼いたことに関しては満場一致で術者を殺すでまたまっているためそちらは安心だ。しかし、こいつは違う意味で危ない。

「どうして俺とパーティーを?」


「惚れたからだ。」


「襲われそうだから嫌だ。」


「それはない。僕から嫌われるようなことはしないよ。なんなら奴隷でもいい。」


「何を言ってるのか分かってんだらうな。」

威圧しながら、投げかけると、真剣そのもので返される。

「ああ勿論、君の不利益になるようなことは絶対にしない。」


「じゃあセバスは・・・。」

いいきるまえに、セバスが口を挟む。

「無論、私もあなた様の不利益になることはいたしません。出来ればあなた様にもお仕えすることをお許し願いたい。」



3人に言わせると、「あなたの姿に、雄姿に”惚れた”。」ということらしい。

ここまでいわれると流石に邪険には出来ない。


 こうして4人で俺をリーダーにしたパーティーを組むことになった。





読んでいただき有難うございます。


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