雲の十字軍
私に進撃する雲の十字軍。
なにもしないという睨みをきかせ、私をおびやかす。
お天道様はもこもこのファーでごきげん。
あちらもこちらも腐っていらっしゃる。私は貴方と同じくらいには『そんちょう』されるべき存在なんだぞ。
腹立たしいことにも印籠を見せればへいしんていとう。ふっと風が吹き、かの勢いはそがれた。
私のこころ、つよきを取り戻し威勢もようよう。おれた自分を見返し嫌悪もする。
やつらはいつでもそこにいる。
でも、きっと、いるだけだ。やつらが私を見下すように、私もやつらを見下す。そしてそのうち、やつらが大した奴じゃないことないことに気づく。
私の成長するときだ。解放へ向かう。
私が大人になったとき、私が嫌いな大人にならないように。
私が大人になったとき、あのときの大人の方が幼稚だったことを知り、そして私をそこから解き放てるよう。
私の正義はそこな闘いにあるかい?
そこな闘いこそ勝たずして勝つ。
私はただしいかい……。