表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/9

訓練(?)

テロリズム取締課の隣に有るロッカールームで運動着に着替えた相原と神崎は

相原の意向でトレーニングルームへ神崎を誘導した。

トレーニングルームのドアを開けるとそこからは

酸っぱい汗のニオイと熱気が二人に漂う。 

相原は何も言わず中へ足を踏み込んだ

その後に神崎もついて行った 中にはランニングマシーンなど刑事としての

重要なスタミナ等を補う物等が多数置いてあった。

中には民間人には見慣れない機械も沢山あっただろう。

しかし、相原はそれを無視する様に奥に入っていった。 

そして、灰色の金属製のドアを開き外で中をじっくりと拝見している神崎を押し込んだ

中には畳が36畳ほどの広さの畳があり特にこれという物は無かった。

一見すればただの畳部屋と言っても過言ではない。

相原は神崎を部屋の中心部に呼び寄せた。

神崎は相原の正面に立ち相原の説明を聞いた。

「今からお前の格闘の実力を見せてもらう。ルールは畳に寝転んだ。良いな?」

はいっ!と大きな返事をすると相原は手で神崎を挑発してみせた。

神崎は、刑事の実技試験で出た柔道の時の事を思い出し守りの構えを相原にして見せた。

それを見た相原は、軽く頷きいくぞ!とさっきの雰囲気とは違った面を見せた。

そしてその場で跳びあがった。目線を跳びに集中する神崎に相原は跳び蹴りを放った。 

鋭くそして速い跳び蹴りが神崎の体を襲うが神崎はこれをギリギリのサイドステップでかわし、

上手に跳び降りた相原の背後から力一杯の拳を放った。

相原はそれを読んだ様に、跳び前転をし拳をかわした。そして瞬間的に体を神崎の方に向けた。

神崎は二発目の拳を放った。二発目は最初のより速さと力が変化しており強くなっている。

相原はそれに自分の拳を思い切りぶつけた。拳と拳が果てしない力と共にぶつかり合う。

相原の拳の方が力を持っており神崎を付き放つと利き手ではない左拳で先鋭なる一発を神崎の胸に

撃ったが狙いを軽く交わされ直撃を防がれてしまった。両手で拳を放った相原は無理な体勢ですきがあるのをとっさに見た神崎は顔面狙いの回し蹴りを放った。男子高校生の体をしながらも脚の長い神崎の回し蹴りはリーチが大きく威力も大変大きくこれをまともに受けたらいくら相原でも倒れることはままならない。相原は体勢を低くし回し蹴りを後頭部スレスレでかわした。そして回し蹴りの隙を見せた神崎に

タイキックを思い切り背に直撃させた。直撃を受けた神崎は前傾しないように耐える。しかし、

相原の鋭い右の拳がまだ痛みが有る背に直撃し神崎は畳に倒れこんだ。

そして仰向けになり下から相原を見つめた。

相原は倒れこんだ神崎の腕を引っ張り上げ神崎を立たせた。お互いの顔は汗まみれだった。

そして真剣な表情で相原は話し出した。

「確かにお前の実力は採用試験の実技試験では甘かっただろうが

それではテロリストたちには勝てない。もっと練習をしろ。」

神崎は大きな声で返事をした。そして右腕で汗を拭い相原の話を聞いた。

「まずランニングを毎日欠かさずやりその後に筋力トレーニングを200回ずつやれ。

この2つさえしておけばいかなる状況下でも対等に戦うことが出来るだろう。」

話を終えると相原はドアに向かって行った。そして後ろを向き

じゃあ今日は解散ね。まあ俺ぐらいは倒せるようになれよと生意気な口調で言い出ていた。

その後神崎はトレーニングルームに有ったサンドバックに一日中拳を放つのであった。

全てはテロリストたちに対抗する為と上司相原に勝つことで有った。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ