死ねるからこそ生きられる
臨床心理士によるカウンセリングにおいて
クライアントが自殺する恐れがある場合は強制入院になる
そこには、クライアントは死ぬ自由を奪われているという歴然たる事実がある
あらゆる自由を拘束されてカウンセリングに縋って尚
死ぬことが許されないという大いなる矛盾
それが逃げ道を塞ぐと思わないのか
死ぬことが許されることで、逃げ道を確保され生きる余地が生まれると思わないのか
勿論、それはカウンセリングと言う器を守るために必要な措置ではあるが
そこに公的資格による臨床心理の限界がある