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磯撫デ  作者: Kalra
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後日談

結論から言うと、K実はS町の岬近くで水死体で発見された。発見されたのは7月16日のことだった。


K実と最後に電話で話したことが、通話記録から確認されたことから、T県警の刑事二人組がうちを訪ねてきたことから、私はK実の訃報を知ることになる。


事件当時の話、K実がS町を訪れた目的など、一通りの話を聞いていった。私はできる限り誠実に質問には回答したが、ただひとつ、最後の電話で吹き込まれた内容については、『今日帰るつもりだと言っていた』くらいにとどめた。話したところでとても信じてもらえないと思ったからだった。


話を聞き終わると刑事達は帰ろうとしたので、私は、友達として聞きたいことがある、と言って、K実の死亡当時の様子を教えてもらえないかとお願いした。


これは報道発表された内容ですが、と前置きをして、若い方の刑事が教えてくれたのは以下の通りだった。


死因は溺死で、遺体には大きな損傷はなかったけれども、全身に黒っぽい何かでこすられたような跡があったこと。

持ち物は全て水浸しになっており電子機器類は損傷が激しくデータの復元はできなかったこと。

着衣の乱れや金品がなくなっているなども見られないことから事故死が現在最有力の仮説であること。


「先程のお話では、海にまつわる怪談話に興味があったみたいですね。それを考えると、最後に岬を見に行って誤って転落した・・・という可能性がありますね」


年配の刑事はそう言って、我が家を後にした。

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