なんか最近あたり強くない?
わぁ…金曜だ…ヤッタァ。二日後は月曜だ……あぁ……
「…なんか、寒くね?」
2週間くらいかけて北に来たよ。北だけに。なんちゃって………誰か自分を止めて………!このままだとまずい…!
「わかりみ深し」
「パーカーを着てても寒いな」
パーカーにそんな防寒性あったっけ?
「やっぱ寒いっすね」
「一番あったかそうなやつが寒いって言ってまーす!!」
小学生か
「ひどいっすね!?」
「この寒さって、ずっと続く系男子〜?」
「男子…なのかは分からないっすけど、これより寒いのは続くっす」
「それでは、一旦どこかで休憩を挟んだ方がよろしいですわね」
「そうだなー。体力温存!ワトソン。近くに村かなんかある?」
「ムムム……ありそう……っす」
「どんくらい距離ある?」
「アオリンゴがメートルとかキロメートル系、どのくらい遠くなのかまったくもって分からないから正確には言えないっすけど」
言うな!ワトソン!恥ずかしい!見てくれてる人たちの前で暴露しないで!暴露系騎士か!
「なんだそれ!わがまますぎだろ!」
ごめんなさいねぇ!!ほんと!!!!
「これだからアオリンゴは……」
リリスの目が痛い……
「アオリンゴやばし〜」
ギャルの一言は重い……
「小学生でもそんなこと分かりますわよ?」
ツンデレ嬢まで…ひどい!みんなして自分をいじめるんだ!先生にチクるぞ!
「そんなことはどうでもいいんっすよ」
どうでも良くない!
「今欲しい情報はアオリンゴが馬鹿という情報ではなく、村までの距離っす」
ワトソン…?
「そうだな。どうでも良いな。それで、どのくらい離れてるんだ?」
哲…?
「確かにどうでも良いな。やっぱ、それなりに離れているのか?」
リリス…?
「ええ、どうでも良いですわね。皆さんの体力が余っているうちに行きたいですわね」
ツンデレ嬢…?
「どうでも良いわ〜。やっぱ寒いし、お約束の眠っちゃダメだとか言いたいわぁ〜」
まっちー…?
「体力ギリギリのところに村があるっす。どうです?行きます?」
「うーん、まぁここまで来ちゃったしなぁ」
「そうだな。アオリンゴがネタ思いつかないから村に行ったほうがアオリンゴも嬉しいだろ」
うん!そうして!雪の中歩いて!そうしてくれたら自分嬉しい!
「うちも賛成〜」
「そうですわね。結局強制的に歩かされるなら、自分たちで行った方が良いですわね」
もう…もうなんかいいや!勝手にしろ!もぅ……
「それじゃあ、出発進行〜」
「「「「お〜」」ですわ」っす」
よくハモるなこいつら
「歩くだけじゃつまらんからなんかするか」
「「「「酸性〜」」ですわ」っす」
「コホン」
何するつもりだ?
「ヘイヨー、歩くぜベイベー。歩くと寒い、俺たち熱い」
…は?
「ノリに乗り乗りで行くぜ私達。ノリだけに」
「うちらサイコー推しはサイキョー」
「???い、いぇあ…?ですわ……?」
「……わ、わぁぁ…っす……?」
なんでワトソンとツンデレ嬢はハテナしてるのにリリスはノってるんだよ。
お前……まさか………そういうノリがわかる系女子?
「ヤバい。これ体力の消耗が激しい」
じゃあやるなよ
「ヘイヨーヘイヨーヘイヘイヨー」
リリスは元気だなぁ……自分もその体力が欲しいよ…
「よし!しりとりしよう」
ここでワトソン達がしりとりって何?って言われると、説明がクソほどめんどくさいので省きます。
順番は、哲、リリス、まっちー、ツンデレ嬢、ワトソンで頑張るよ。異世界の物の名前考えんのもめんどくさいから地球にある物で行くよ。
「しりとり」
「りんご」
「ゴミ」
「ミジンコ」
「コロシアム」
「む…ムカデ」
「デミグラスソース」
「須恵器」
「機密」
「墜死」
「し…シロスジカミキリ」
「リゾット」
「豊富秀吉」
「屍」
「ねじる」
「る…ルイスツノヒョウタンクワガタ」
「たらこ」
「墾田永年私財法」
「鬱気」
「切る」
「る…ルイスアシナガオトシブミ」
「ミント」
「豊富秀頼」
「利刃……あっ」
なんかワトソンとツンデレ嬢怖くない!?リリスは食べもんばっかだし、まっちーは歴史上の人物とか物言うし、哲は虫の名前ばっかだし…しりとりのクセ強すぎだろ!!
「よーし!二回戦!」
気づいたらPM10時だった。時間流れんの早!かと言って遅くされても困るけど…
って、これ後書きに書くものじゃないと今更気づいた今日この頃