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番外編 ──アオリンゴ殺害事件──

名探偵パロです。書くのちょっと恥ずかしい

『今日未明、○○県某市でアオリンゴさん五歳が、自宅で殺害されていたところを近所のサンふじさんが発見しました。アオリンゴさんの遺体は、何者かに刃物で皮を剥かれ、ウサギの形にされていたそうです。犯人は逃走中だそうです。』


「ふむ……事件の匂いがする……」


テツ・スズハタ(23or24)そこら辺の探偵


「殺害事件とは物騒だな〜…」


リリス・リェーピ(21or22)哲の助手


「さて……もうすぐ電話がかかる頃かな…」


哲が、今はもう古くなった黒電話の方に静かに目を向ける。


ジリリリリ


…予想通りだった。


「はーい。探偵事務所スズハタ」


リリスが受話器をとる。


「もしもし、リリス。テツはいるっすか?」


電話の相手はワト・ワイト(24)だった。


「テツならここにいるぞ」


リリスがテツの方をチラリと見る。


「良かったす。依頼をしたくて……」


テツが立ち上がり、リリスから受話器を受け取る。


「はーい。ただいま変わりました〜。テツでーす。久しぶり〜ワトソン」


テツが軽快な口調でワトソンに言う。


「なになに〜依頼?」


「そうっす。今テレビでやってたアオリンゴ殺害事件についてっす」


ワトが真剣な口調でテツに言う。


「オッケー。細かいことは現場で聞くわ。それで、報酬はおいくらかな?」


テツが受話器に繋がっているコードを指に巻き付けて遊ぶ。


「はぁ……全く……取り敢えず(ピー)円でいいっすか?」


ワトが大きなため息を吐く


「わーい!刑事さん太っ腹〜♪」


「ただし、犯人を見つけたらっすからね!」


ワトの声が大きくなる


「ハイハイ分かってるよ〜じゃ、今からそっち行くから〜」


がちゃん、と音を立てて受話器を元あった位置に置いたテツは、髪の毛を少し弄ってリリスの方を向いた。


「よし、行くぞ。現場に」


次回に続く

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