最下層(解説)
こんにちは、作者のぽにょと申します。
まずは本当に読破ありがとうございます。そして、お疲れ様でした。同時公開の國見篇を含め、約4万字にわたる長編。「レーシング・ドリーム」のような短編の集合と違い、1話ごとに中身が詰まっている作品に仕上げました。令和6年度?の集大成のつもりで書いた小説でしたが、書き終わった日(國見篇の投稿日)が令和7年の4月6日ということで、オーバーしましたね……。
しかし、エイプリールフールに「明日投稿する」という内容のツイート(現ポスト)をTwitter(現X)にて、投稿しましたので、そこは大目に見て下さい。
それでは本篇の解説に移ります。
解説といえば、まずあらすじを書くのが定石かな〜と思いましたが、本篇を読んでいない方が「最下層」というタイトルをクリックするとは到底思えないので、あらすじは省かせて頂きます。どうしてもあらすじが見たい方は本作品の詳細に飛んでください。
まず、僕の小説にことごとく出てくる新潟という地ですが、単純に僕の地元なので出してるだけです。「レーシング・ドリーム」のチーム、リバースの本拠地、去年のクリスマスの日のみ公開した「有卦物語」の始まりの神社、そして「都落ち」の漁村など、使い方は様々。本当に新潟にはお世話になってます。ありがとう。
「都落ち」の草案も新潟を舞台にした小説を書こうと考えて思いついたアイディアのひとつです。大富豪で耳にした「都落ち」という単語と新潟を組み合わせようというところから始まり、「都落ち」の意味を調べ、都落ちするような状況を考え……と。とにかく新潟には感謝ですね。
そして、僕の小説といえば、伏線がないことで有名ですよね。それもそのはず、「レーシング・ドリーム」を全部読んでる方ならご存知だと思いますが、僕は1度小説を紙に書いて、それをスマホに打ち込むという、明らかに無駄な書き方をしています。現代語で言うと、タイパが悪いというやつです。何故そんなことをしているかというと、目を通して、粗を削りたいからなんですが……それが裏目に出て、紙に書いている時は伏線として書いたことも、スマホに打ち込む時にはもう粗として捉えてしまう。だから、僕の小説には伏線がないんですね。
本篇の解説と言っているのに脱線ばかりで申し訳ない。それではこだわりポイントでも挙げましょうか。まずはやっぱりキャラクターですよね。
僕の推しは國見なんですが……皆さんも読んでて推しは出来ましたか?書いてて人気出そうだな〜と思ってたのはナギと最終盤の陽樹ですが。
ふと各キャラクターのデータベースでも作りたいな〜と思ったので明日あたりに投稿しますね。
ではとりあえず解説しとかないといけないキャラクターの解説です。
まずはなんと言っても主人公の嶋崎文人、通称「シマ」ですね。僕は名前を決める時、その小説内で使いたい苗字と名前を別々に書き出すんです。それらを組み合わせて、一番しっくり来たのが皆さんの知る名前なんですが、主人公の下の名前を「文人」にしようと決めてからが大変でした。割と「本城文人」って良くないですか?「本」と「文」が似てて、対になってるのがかっこいいと思ってギリギリまで迷ってました。ただ、「嶋崎組」は発音しづらいということで、主人公が「嶋崎」になることが決まりました。ほんでその名前をもとに、ナギがあだ名をつける訳ですが、そのあだ名「シマ」のせいでこんなに書きづらくなるとは思ってもみなかったです。
皆さん、シマの業界の方々が自分らの縄張りのこと、なんて言うかご存知ですか?そうです、「シマ」ですよね。これのせいで、下(第3話)では「シマ」と書きたい箇所を「縄張り」と表現することになりました。
続いては、結局お前は誰やねんランキング堂々2位(1位は文人を殺しに来た若者)、本城昇。ある程度の読解力がある方ならわかったと思いますが、本作品のラスボスにしてナギと肩を並べる人気塔、本城陽樹の父親ですね。そして、シマの師匠であり、本城組の創始者でもある。そんな超重要キャラをチョイ役で出すのはキツかったです、ホンマに。彼の辛い過去とか、本城組初期のこととか、僕は容易に想像(創造)出来るわけですよ。だから本当に彼のスピンオフを書きたいと思うほどでした。でも読者人気が出る訳もなく、断念しました。作者である僕でさえ、顔は浮かびません。ただ作中最強の文人の師匠ってことは、多分この人最強なんでしょうね。
キャラクター解説はこの辺にして、この作品でもうひとつ、こだわりまくったポイントがあります。そう、ご飯です。新潟の米が美味いのは全国民が知っている紛れもない事実ですが、新潟は魚も美味いんだぞというのを、少しでも知っていただけたら光栄です。「文章で飯テロ」をモットーに書きましたので、限界大学生の方々、是非これをおかずにご飯3杯いってください。
気づいたら2000文字が近いので、そろそろ締めさせていただきます。え?レーシング・ドリームの更新が一向に止まっているって?その通り。真さんのスピンオフ、全く関係のない新作などなどに時間を割いているせいで、書けないです。まぁロンド・ファン・フラーンデレンもそろそろありますし、ジロもあと1ヶ月くらいですから、そろそろ再開の兆しが見え始めるのではないでしょうか。ブエルタ篇は、一度書き直すかもしれません。
ここまで、本篇と國見篇を書いて燃え尽きた僕の、文章力とか抜きにした、だらだらな解説を読んでくださり誠にありがとうございました。今年度も、「レーシング・ドリーム」を筆頭に、更新の止まっている作品の更新、そして「都落ち」の息抜きにプロットを考えていた新作たちの発表等、頑張っていきますので、何卒、よろしくお願いします。それでは、作者のぽにょでした。さようなら〜!
〜完~