Bさん父子の暮らしの事(増補改訂版) 小夜物語 第33話
その人を仮に
Bさんとでも言っておこう
Bさんは私の浅い?知人で
といっても
ホントにただ見知ってるだけで
付き合いもないし
なんというか
それなりに
なんの因果か?
知ってるだけの人です。
Bさんの生い立ちとか知りませんが
わたしがBさんを初めて知ったのは
Bさんが結婚して
わたしの地域に中古住宅を買って引っ越してきてからでしょうか
ひょんなことから知り合って?
なんとなく?
付き合って?来ましたが
その中古住宅は、その前には Kさんという人が所有していて
でもそのひと
何でも手広く営業していてこの地方のまあ、宿泊所?として買ったそうで
月に数回泊まるだけでほぼ空き家状態でした
が
ある日
どっかの不動産屋がKさんの家に売り家の張り紙を張って
ああ
Kさん、売ったんだあ
と、知ったわけです
其の後数か月して
Bさん夫婦が引っ越してきたんですね
Bさんはごく普通の人ですが
奥さんは
見るからに変な人でした。
しんけいしつというのか?
小柄でやせていて
これといって特徴もないのですが
なんか
変なんです
挨拶しても無反応だし、、
時折、、少女っぽい、、というか、、まるで少女の服装したり、、
奥さん年齢は多分26才くらいだと思います。
其の後、子供(男の子)ができて、
その子は障害児でした
体は普通なのですが、、行動が異常でした
言葉もありません、
そのころから
Bさんの奥さんの奇矯な行動が目立つようになりました。
奇声をあげたり
自分の車のドアをどんどん叩いたり
こどもはその後、養護学校に入学しましたが
その子の行動も奇声を発したり、庭を無意味に走り回ったりと
そういう子でした、
其の後
ある日奥さんの姿を見かけなくなったと思ったら
精神病院に入院したのだそうです。
奇矯な行動がエスカレートして家においておけなくなったそうです。
その後
Bさんとその子供は、父と子の二人暮らしで
、、、、、、10年たっても
奥さんが家に戻ってくることはありませんでした
もしかしたら
離婚?したのかもしれませんが
単なる浅い浅い知人の私には
分かりません
こどもはいま 15才
元気に支援学校に通っています
そしてBさんは
ひとりで
朝は普通に会社に通って働いています。
奥さんは
まったく
帰ってきません。
多分
離婚したのでしょうか?
Bさんは相変わらず地味で、、暮らしも
別に変っていません
会えば
軽く挨拶するし
まあその程度の知人ですけどね
それ以上の会話もありませんし
また私が訪ねることもありません。
地味な背広で
革の黒いスーツケースを抱えて
毎朝出勤していきます。
何処のどういう会社なのか?
勿論わたしが知る由もありません。
表情も別に
悲観したとか
絶望したとかもありません。
ごく普通です。
一体
あんな結婚をなぜこのような普通のまじめな人がしたのか?
謎です。
わたしだったらあんな一見しておかしな女性と、
結婚しませんよ、
だって見るからに異常なんですから、
分かりません
あんなまじめでおとなしいBさんが
なぜあんなおかしな女性と、けっこんしたのか
謎です。
そうして
案の定?
奥さんは
奇矯な行動で暴れて手が付けられなくなり、
精神病院へ収容されました。
其の後
じゃあ
Bさんが絶望して?
何処かに夜逃げしたかというと
別に
普通にそのまま
あの家に住み続けて
普通に
あの障害児の子を育てているんです。
わたしだったら?
もう嫌になって
何処かに「逃亡」?でしょうね?
それを
Bさんは
普通に
今まで通り
地味に
暮らしているんですよ
どういう風に考えているんでしょうか?
自分の人生を
自分の障害児を
自分のあの異常な妻を
わたしだったら
絶えられずに
全てを投げ捨てて
夜逃げ?でしょうね??
でも
Bさんは一切を、、おそらくは?
受け入れるべき自分の「運命」として?
今まで通り
地味に
普通に
父子家庭として暮らし続けてるのでしょうね。
それほど知り合いでもないので
お聞きするわけにもいかないから
でも
わたしは
遠くから
ながめて
そうだと
推察しているのです。
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