Vtuberが地球人と不倫してみた?【衝撃展開!?】 声劇台本
利用ガイドライン
・生放送、裏劇、各種使用OKです
・台本無断配布禁止
・動画制作、商用利用する場合は一度ご連絡ください
・文章改変、キャラクターの性別改変はNGです
・放送のどこかに作者名とURL記載お願いします
男&旦那 35歳
女 30歳
Vtuber 声は女
登場人物表
男&旦那♂:
女♀:
Vtuber♀:
男ナレーション「おれ!田中始!35!遊び人!風俗もキャバクラもナンパしてからのワンナイトもだいたいやった!最後の方は出会い系で無双した!30をすぎる頃には落ち着いて結婚したが、この頃また遊びたい欲がむくむく湧いてきた。そんな時だった」
女「はじめー。皿洗いあとやっとくから休んでていいよ」
男「ありがと。なんか動画サイト適当にみるかー。……うん?新人配信者の初配信?あー、今流行のバーチャルユーチューバーってやつか」
V「初見さんこんにちは!宇宙から不倫相手を求めて地球に向けて配信してる!トーイ星出身人妻配信者のキララでーす!」
男「うっわー!このバーチャルユーチューバー、全然視聴者居ないけど3Dのクオリティ高いし可愛いー。タコみたいだけどマスコット感いいなー。よし。コメントしよ」
男コメント「初見です。はじめまして。3Dのクオリティ高いですね」
V「わー!初見さんありがとうございます!でも3D?ってなんですか?」
男「おっと結構キャラ作りこんでるんだな。だったらそういうのは茶化さないのがベターっと」
男コメント「ごめんなさい。気にしないでください」
V「大丈夫ですよー!むしろ誰も来てくれなかったから嬉しぃー!いっぱいお話しましょー!」
男「うわあ。散々キャバには貢いだけどこういうのもいいなー。よーし。どんどんコメントするぞー」
女「なーに見てんの?」
男「うわぁ!みどり!?」
女「なになに?バーチャル人妻配信者でタコ型宇宙人?」
男「勝手に見るなよー!」
女「なんだ〜2.5次元に浮気かあ?」
男「こんなの浮気のうちに入らないだろ!そもそも人間ですらないし」
女「Vtuberなんだから中身は人間でしょー」
V「初見さーん。良ければ初見さんの話したいこと話しましょー」
女「なんだ、3Dのクオリティ高いし声もいいのに、視聴者あんたしか居ないのね」
男「だろー?けどあんま3Dとかメタなこと言うなよ」
女「はいはい。まーでも可愛いし、私もこの人のチャンネル、登録しようかなー」
男「お、いいんじゃね。2人で応援しようぜ」
男ナレーション「正直この時はほっとした。これから配信に投げ銭するにしても許された気がしたからだ。それから俺たち夫婦の日課は、このキララちゃんの配信を見ることになった」
V「トーイ星の旦那が全然構ってくれなくてー。でも星の男も飽きたから一番好みの造形してる知的生命体の多い地球に行こうかと思ったんだけど、その前に配信で漁ったほうがいいよって言われてー。でもはーくんとみーちゃんしか来ないんだよねー」
男コメント「もっと俺も宣伝するよ。頑張ろう」
女コメント「そーよそーよ。私も応援してる」
V「ありがとうー。旦那以外とも遊ぶためにがんばるー」
女「言っちゃ悪いけど、キララちゃんは属性盛りすぎよね」
男「この見た目と声と話し方だけでいいのに不倫キャラはなー。正直人選ぶよな」
女「案外中身は本当に不倫したい人妻だったりして」
男「かもなー」
男モノローグ「言えない言えない。実は俺が最近キララちゃんとDMからのdiscordのやり取りしてるなんて……初通話の時の話なんて」
V「えへ、はー君の声初めて聞いたけどかっこいいね」
男「ぐへへ、そうかな?」
V「うん!いつものコメントと違うはー君を教えて」
男「なんてことがあったなんて。しかもそのあとの連絡割とピーな話してるなんて。まあ、みどりには悪いし、なんとかネットのうちに収めないとな」
女「何鼻の下伸ばしてるのよ」
男「うおい!……べ、別に、ちょっと妄想しただけだよ!」
女「ふーん。まあ、キララちゃん、可愛いもんね」
男「そうだよ!かわいいもんな!」
男ナレーション「そんなある日」
V「今日の配信はなーんと!キララ待望の不倫相手が見つかったので、紹介しちゃう配信でーす!」
男「え!キララちゃん?俺は?俺は?」
男モノローグ「恐る恐る配信の続きを見る。そこには」
V「じゃあまずはビデオ通話するねー。もう!地球には通信手段色々ありすぎて困っちゃーう!じゃあ、紹介するね」
女「こんにちはー。こうやって出るのははじめまして。みーちゃんです」
男「ってお前かい!なんかお面つけてるけど声でわかるぞ!てかネットの名前そのまんまじゃねえか!ばらす気まんまんかよ!?場所はなんだ?ネカフェか?」
V「へへ。みーちゃんこうやって話すのははじめましてー。すんごい可愛いねー」
女「キララちゃんこそー」
男「あれ、ちょっと待てよ?キララちゃんの持ってるスマホ、これ実写だよな?うまくはめ込んでるのか?」
V「それじゃあ、ちょっとずつみーちゃんとお話して、リア凸まで話し合おーと思います。いえーい!」
女「えー、それはちょっと」
V「大丈夫よー。それにしても、地球の人間は男の子も女の子もシンプルで可愛いわね」
男「いや違う!よく見たら背景とかなにもかも実写だ!もしかしてキララちゃんって」
V「それじゃあまずは、お互いに知り合お」
女「うん」
男「ガチの宇宙人?おいおいおいおい」
V「まずはそのお面とってもらおうかなー」
男「みどりー!?」
女「……わかったー」
男「馬鹿野郎!」
V「はーくんみてるー!?ごめんねぇ。これからみーちゃんといいことするねー!」
男「そういう問題ではない!」
女「はじ、……はー君ごめんね!後で好物作ってあげるから」
男「そんな軽く許される問題でもねえ!えーいみどりのスマホに直接連絡して邪魔を……ラインも電話も全然でねえ!あいつ全連絡先ブロックしてやがるな!」
V「それじゃあトーイ星からミーちゃんとイケナイことしに会いに行くね」
女「うん!まってるよー!」
男「おいおいそもそもどうやって会いに来る……あれ、緊急速報?」
男「宇宙から巨大円盤型飛行物体襲来?」
男「おいおいおいおいまさか」
男ナレーション「空を見ながら思う。画面の向こうの相手が、人間とも限らないんだと」
男「と感傷に浸ってる場合でもなかった」
旦「おい!キララ!?」
V「あなた!どうしてここに?」
旦「お前が最近様子がおかしいから調べてたんだ!配信も全部見たぞ!」
V「ち、違うのあなた、これは!」
旦「何が違うんだ!この声フェチ拗らせた性欲魔人が!」
V「それはあんたもでしょ!未成年の寝息配信で投げ銭してニヤニヤしてた癖に!」
旦「な、なんでそれを!?ええいうるせえ!とにかく帰るぞ!」
V「わかったわよ!星で決着つけてやるわよ!みどりちゃんごめんね!またね」
女「ちょっと待って、キララちゃん、どういうこと?視聴者ドッキリ?」
男「……なるほど、ぜーんぶ、本当だったわけか」
男ナレーション「その後俺は帰ってきたみどりに何も言わなかった。キララちゃんと連絡を取っていたのは俺もだし、何も言えないと思ったのと、そもそも情報量が多すぎて処理しきれなかったのもある」
男「なあ、みどり」
女「何?」
男「不倫は、よくないな」
女「……そうね」
男ナレーション「あれから、キララちゃんの配信を見ることはなかった」