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たらこのエッセイ集

何でもいいから書きたくなる衝動 ~他作者様の作品を読んでるときに湧き上がる創作意欲君、もう少し待ってくれないかな?~

 私は昔から小説を読んでいる時に、ついつい何か書きたくなる衝動にかられる。といっても、以前はまともにまとまった文章すら書けなかったので、妄想をするだけで終わったのだが。


 妄想をするときは、決まって夜の街へ出かける。誰もいない公園を歩きながら妄想するのだ。そうすると不思議と気分が落ち着いて妄想衝動が止まる。家に帰って小説を読む。するとまた衝動的に……。

 そんな無限ループを何度か体験したものである。


 衝動と言っても、突発的なものではなく、じわじわとにじみ出て吹き溜まるねっとりとした塊のようなもの。それがさらさらになってきれいに流れ落ちるまで、私は歩きながら妄想を続けなければならない。


 妄想、歩行、妄想、歩行。その繰り返し。


 若い時は妄想だけで衝動も落ち着いたのだが、今はもうそれだけでは収まらない。何か書きたくなってしまうのだ。


 エッセイランキングを眺めていると、実に熱のある作品を投稿する人が多い。そう言った作品を読んでいると、私の中から衝動がむくむくと湧き上がる。

 もう既に身体が衰え始める年齢に達したので、延々と歩き続けることはできない。若いころは散歩ではなくジョギングをすることもあったが、今ではそれほど身体を動かすこともなくなった。


 定期的に運動はするようにしているが、妄想をしながらだと無理だ。人目が気になってしまう。

 だからこうして駄文を書きなぐっている。


 頼むから勘弁してくれ。楽しみにしてた小説が更新したばかりなんだよ。


 そう願っても衝動は収まらない。だから何か書かないと。早く続きが読みたいんだ。これを書き終わったら少しだけでいいから時間をおくれ。

 楽しみにしていた小説を読んだ後でもまた君は顔を出すのだろう。分かったよ。連載作品の続きを書くから。

 だからもう……今日は大人しくしていてくれ。

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― 新着の感想 ―
[一言] 分かる~と頷かせていただきました。 私は小説以外の、音楽や映画、ゲームで衝動がわき上がることが多いです。 何と申しましょう、その作品の世界観に思考を飛ばしたときに、変な話ですが創作人スイッ…
[良い点] とてもお気持ち分かります……!! なんかこう居ても立ってもいられなくて、書きたい衝動が抑えられないんですよねー……。
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