何でもいいから書きたくなる衝動 ~他作者様の作品を読んでるときに湧き上がる創作意欲君、もう少し待ってくれないかな?~
私は昔から小説を読んでいる時に、ついつい何か書きたくなる衝動にかられる。といっても、以前はまともにまとまった文章すら書けなかったので、妄想をするだけで終わったのだが。
妄想をするときは、決まって夜の街へ出かける。誰もいない公園を歩きながら妄想するのだ。そうすると不思議と気分が落ち着いて妄想衝動が止まる。家に帰って小説を読む。するとまた衝動的に……。
そんな無限ループを何度か体験したものである。
衝動と言っても、突発的なものではなく、じわじわとにじみ出て吹き溜まるねっとりとした塊のようなもの。それがさらさらになってきれいに流れ落ちるまで、私は歩きながら妄想を続けなければならない。
妄想、歩行、妄想、歩行。その繰り返し。
若い時は妄想だけで衝動も落ち着いたのだが、今はもうそれだけでは収まらない。何か書きたくなってしまうのだ。
エッセイランキングを眺めていると、実に熱のある作品を投稿する人が多い。そう言った作品を読んでいると、私の中から衝動がむくむくと湧き上がる。
もう既に身体が衰え始める年齢に達したので、延々と歩き続けることはできない。若いころは散歩ではなくジョギングをすることもあったが、今ではそれほど身体を動かすこともなくなった。
定期的に運動はするようにしているが、妄想をしながらだと無理だ。人目が気になってしまう。
だからこうして駄文を書きなぐっている。
頼むから勘弁してくれ。楽しみにしてた小説が更新したばかりなんだよ。
そう願っても衝動は収まらない。だから何か書かないと。早く続きが読みたいんだ。これを書き終わったら少しだけでいいから時間をおくれ。
楽しみにしていた小説を読んだ後でもまた君は顔を出すのだろう。分かったよ。連載作品の続きを書くから。
だからもう……今日は大人しくしていてくれ。