未来を捨ててきた
初めまして!亡きがらです。初めて投稿するのでドキドキします。コ○ンのオッチャンがいつもどんな事やってるんだろうと思いながら書いています。感想や指摘があれば感想に書いてくださると嬉しいです。その前見られるのかどうかわかんないけど
ぼろい一軒家があった その日は天気が悪く最悪だった
雨の音が鳴り響き 雷が度々聞こえて来る
しかし、少女の耳には届いていない
聞こえないのではない、届いてないのだ
少女が聞いている音……それは血が落ちる音だった
少女の目の前には、母親の亡骸があった。母親の顔は幸せそうに、今でも呼べば起き上がりそうな表情だった。少女は泣きもせず、ただ母親を殺した凶器を握りしめ立ち尽くした。
(プロローグ:死んで完成する作品)
僕の名前は志田 葉。今年から大学生になったばかりさ!目の前のビルには6月に応募したアルバイト先に探偵事務所のテナントがある!時給2000円で3時間部屋掃除と書類整理だけでいい!出張があるかもしれないが、豪華食事もつけてくれる!8月9月の2ヶ月の短期間アルバイトに応募して、見事受かったんだ!その採用前の確認の為に来たのさ。3階の階段を登り、ドアを開けた。
開けた先に見えたものは面接の時と変わらず、机の上に座っている探偵だった。
「やぁ、久しぶりだね〜志田君。今日の仕事は片付けたから、君が来るのをワクワクしながら、待っていたよ」
探偵は机から立ち上がり、近くのソファに座った。
「さぁ、さぁ!暇だったんだ!早く話そう!」
探偵は対面のソファに指を差し、僕に座るよう促した
「雇った理由はそういう内容ではないですよね。」
「どちらかというとそっちの意味合いが多いかな。なんたって探偵業は暇だからね。だからね、この夏に暇が十二分ある君を雇ったのさ!」
「そんな理由で雇われたなんて少しショックですよ!」
僕は大声で叫ぶ。
「まぁまぁ落ち着いて、これ飲んで。」
僕の前に麦茶が出された。
「ありがとうございます。」
目の前の探偵 牧田 紫陽花さんに礼をいい、麦茶を手に取った
飲みながら牧田さんの話しを聞いて行った
「いやーまぁ、大学4つ回った甲斐があったよー。なんたって暇な奴がいないんだから。土日は休みたいです。この日とこの日は出れません。たった3時間だぞ、さ•ん•じ•か•ん!それぐらい我慢しろ!」
「それは普通ですって。」
「私だって、もっと雇いたいんだぞ!でも、きつすぎるから緩めにしてやっているのに、足元みやがってー。ギィームカつく!!!」
「いや、だから土日休みたいのが普通なんですって!」
「それにしても君は完璧さー。私が求める人材!毎日が暇!
いつでも大丈夫!休みなくても大丈夫です!素晴らしいー」
拍手音が響いた
「コホン、では採用条件の確認さー。私が読み上げるから、君が違うと思ったら止めてくれたまえ。」
「わかりました。」
「採用は8月1日から9月30日まで。それまでほぼ毎日3時間ここの部屋での雑貨業務だな。この雑貨業務とは、書類整理、部屋掃除のことである。休みは1週間前にお知らせする。尚出張があった場合君も同行だ。もちろん、給料は時給換算さ。食事代は私が出す。以上かな、何か違うかなと思う所は言ってくれたまえ。」
「出張の場合日給じゃないのは何故なんですか。」
「あぁ、そっちがわかりやすい気がしたんだけど、日給がいいなら日給でもいいぞ。」
「時給と日給って変わります?」
「うーん、日給だと損が生じると思うけど〜、そうだなー3万かなー。」
「えっ、すごく高いと思いますけど。」
「でも、時給にしたら4万8千円だぞ。損じゃないかい?」
「いや、でも寝る時間は含まないでしょ!」
「含むよ。だって勤務してるじゃないか?」
「えー」
話しが噛み合わない。結局日給にしてもらった。
「よろしい。それじゃ、10日後待ってるぞ!」
牧田さんは振り返りながらサムズアップした。
「はい、よろしくお願いします。」
僕はお辞儀をし、探偵事務所を出て、帰路に着いた
「ごめんね。君を利用させてもらうよ。」
私は彼に残酷な事を押しつけてしまう。それが悔しくて涙を流した。
あぁー君は未来があるんだろうね。私の未来は過去に置いてきてしまった。私の復讐はこの夏終わりを告げる。
こんな感じで投稿していきます。指摘があれば教えてくださると嬉しいです。