表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
205号室(詩集)  作者: 詩
1/4

205号室


空はこんなに綺麗で 風は爽やか

ベッドの傍らに君 ああ なんて幸せ

「これ以上欲しいものなんてないね」と 僕が言うと

みんな不思議と 黙り込んだ


君の描く 幸せな未来に 僕の姿が見当たらなくても

それで良いよ。どうか君には幸せでいてほしい


教えて、僕の余命を。


雨はすぐに止み 虹が見れるだろう

花を抱いた君は なんて綺麗なんだろう

「これ以上 欲しいものなんてあるか?」と 僕が問うと

「時間が欲しいよ……」って 君が泣き出した


ああ

君の歩む 幸せな未来に 僕の姿が見当たらなくても

それで良いよ。どうか君には幸せでいてほしい


忘れて、僕のことを。


君よ、幸せであれ。



Fin

自分の命に終わりが近づいた時に

祈ることはなにかと思って。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ