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Story8.学校
学校。
血の繋がった兄妹は、基本的に
別のクラスになる。
しかし、4クラスある中で、
8つ子がいるわけで、
全員を均等に4クラスに分けても
1クラスに2人。
中学に上がるとき、
クラス発表で少し驚いたことがある。
多分、先生方の中で一番の問題だった
俺らの分け方。
A組、長男の冷也と長女の紫音。
B組、次男の涼也と七男の桃也。
C組、三男の春也と六男の光也。
D組、四男の秋也と五男の冬也。
なるほど。
端から攻めていったわけか。
3年間同じだから、
機械的に分けてくれた方が助かる。
しかし、A組以外には、ある問題があった。
「君達、身分けがつかないよ」
そう。
特徴を掴まないと、誰が誰だかわからない。
1番よく言われていたのは、
俺、冬也と四男の秋也兄さんだ。
「8つ子の中のD組の
2人は本当に分からない」
と言われるまでだ。
というのも、
俺らの相違点はアホ毛の有無ぐらいだ。
俺が有り、秋也兄さんが無い。
だからか、本来なら禁止されている
ブレスレットも、兄妹の中で決めた色を
先生に伝えた上でなら、
着用しても良いことになった。
これが、俺らの変わっているところ。




