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Story6.性格
元々は温厚でふわふわとしていた
光也兄さんがオカシクなったのは、
小6の夏あたりだった。
ある夏休みの日、普段は仲の良い
冷也兄さんと光也兄さんが喧嘩した。
両方とも力が強くはないので、
やはり口喧嘩になった。
今になっては笑い事だが、
事の始まりは、冷也兄さんが、
光也兄さんがいじめられているのを
助け、いじめていた方を
半殺しにしてしまい、夏休みなのに
学校に呼び出されたらしい。
そこで、なぜ自分が、となった
冷也兄さんがキレたのだ。
まぁ、
相手を半殺しにした冷也兄さんも
光也兄さんを守るためにした、
私利私欲の為にしたわけじゃない、
というのを兄妹全員が知っていたから、
誰もこの2人の喧嘩に入れなかったし、
止めることも出来なかった。
そして、光也兄さんは、
口調の強い冷也兄さんに
勝てるはずもなく、泣かされてしまう。
それが原因だったのか、
光也兄さんは変わった。
変わってしまった。
秋也兄さんがあんなに反対してたのに。
他の兄妹でも、
あまり良い反応ではなかった。
光也兄さんより上の兄さん達は、
「昔の方が良かった」
桃也兄さんは、
「面倒くさくなった」と。
いくら頑張っても、
性格を変えるのには限界があるのに。
まぁ、
思春期がきても兄さん達と
一緒でいたかった私が、
言えたことじゃないけど。




