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三人組

がんばります。

男3人組・・・


俺は最近思うことがある。俺の両サイドには、宗と歩がいるのだが・・・その分かなり注目


されている気がする。他のクラスの男を見てもまぁカッコイイのはいるが、こいつらほどではない。


その二人に挟まれている俺はかなりテンションが下がる、なぜなら街中を歩くとこうなるからである。


・・・・・妄想開始


ねぇ?みてみてあの人たち!超かっこうよくない?


うん超かっこいい!ってかなんで真ん中にあんなのがいるの?(あんなの=俺)


さぁ?ってか真ん中にいないで端によれよって感じだよねぇ?


うん、まったくだよ!


・・・・・妄想終了


ってな感じになるわけだよ?ってか諸君も経験したことがあるのではないだろうか?


例えば、イケメンでお洒落さんの隣を歩いているとき自分の見てくれや服装が急に恥ずかしく感じたり・・・


するよねぇ?


「よ〜た〜?さっきからなに考えてんの?」


きました悩みの元凶の一人 高良 宗。っふたまには俺が悪乗りするのもわるくないだろう。


「宗のことだよ?俺の頭から宗がはなれなくってさ?」


「ぇ?っそそっかぁ、ぅん・・・ゎかった・・・もっと考えていてくれていいから・・・」


そういって宗は、顔を赤くしながら去っていった・・・何故!!


なにやら宗は勘違いをしたようだが気にしていたら俺の負けになってしまう、よし気にするのをやめよう。


するとなにを思ったのか歩は俺のことを痛い目でみてきた。


「なんだよ・・・」


「ぃや・・・まぁ、俺・・・・お前がそっち系なら別に否定はしないから安心してな・・・うん」


っううぜぇ・・・なんか、しんみり かつ 俺に同情してるところがうぜぇ


「じゃあ俺がお前のことが好きだといってもか?・・・」


俺は、真剣な目をしていった。さすがの歩も心底驚いているようで口をパクパクさせながら俺を見ていた。


何もいえなくなっている様子がひどくこっけいだったが俺は必死に笑うのをこらえた。しかしそれがあだとなったのか・・・


「ぅそ、うそですよね?新屋くんがホモなんて・・・」


思いもしなかった人がこっちをみてぼそっとつぶやいていた・・・・完全に誤解されていた。


倉持め・・・


「ちょ・・・倉持?」


「ウソだぁ〜〜!!」


倉持はそういって走り出したまるで俺から逃げるかのように。俺は何よりも倉持が敬語を使わなかったのが


新鮮に感じたがしかしそんな悠長なことを考えてる暇はない。今すぐに誤解を解かなくては・・・・


俺は、その場に歩をおいて倉持をおいかける。


倉持に追いつくのはいたって簡単で追いかけっこ開始1分で捕まえることができた。まぁあいつは本気で走って俺のはや歩きだからな。


「はなして下さい!私ホモなんていやです!触らないでください、変態、痴漢、糞ババァ!私はショックです」


っておい俺はお前の口からそんなお下品な言葉が出るとは思わなかったぞ?俺がショックだ・・・


しかも糞ババァって・・・せめて糞ジジィだろ?俺は男だし・・・しかしまぁそんなことはこの際どうでもいいだろう


「おぃ!落ち着けって、俺はホモじゃねぇ!」


「でもさっき古谷くんに告白してたじゃないですかぁ!」


「あれは演技っていうか悪ふざけだアホ!」


「そうだったんですか?わかりました・・・・信じません!」


「それでいい・・・って信じないの?!何故にどうして?why?」


「だってあんなに真剣な顔していってたじゃないですか!」


確かに俺はあの時かなり真剣な顔をしていたと思うが、まさかここまで誤解されるとは。


「じゃあどうしたら信じてくれるんだ?」


「・・・じゃあ・・・私にキスをしてください!」


「へ?」


なんだこの展開?おかしくないか?俺が倉持にキス?いやだめだ、そんなの倉持に悪い・・・


だってただの証明のために好きでもない人とキスだなんて・・・俺は多いに結構なんだが、倉持にそんなことするのは


なんだか悪い気がする、しかしこのままでは倉持は引かない気がする。


「倉持・・・俺、手加減できないよ・・」


「ほぇ?」


「多分、俺がキスしたら倉持泣かせちゃうと思うから・・・」


「っそそれはどういう?」


「少なくともこの場で5分以上はディープだな・・・」


そういうと倉持の顔は真っ赤になり目は涙で潤ってきた。かなり萌える表情だがここは我慢。


「いいのか?人はいっぱいいるし、ムードもない・・・こんなところでしたら大変だぞう?それをわかってて


おれを誘ったのか?まったく倉持は本当の変態だなぁ?」


「ぃぃいえっ!父っ違います!っそそんなつもりじゃ・・・ぁぁあ信じます。しんじますから!ごめんなさい!」


そういって倉持は、ちんたら走って逃げていった。ってか父って・・・・・




********


俺が廊下を歩いていると歩がやけに真剣な顔をしてやってきた。


「おぅ?どうした歩」


「ぃや・・・さっきの話なんだけどな?俺真剣に考えたんだ。俺友達として陽太のこと大好きだし


一緒にいて楽しいんだ・・・でも俺やっぱり男と付き合うのはできない・・・でもな?俺は陽太との


この関係を崩したくない・・・ずっと友達でいたいんだ・・・陽太がそれじゃぁいやだって言うのなら


しかたがないけど・・・陽太?俺と友達のままってことじゃダメか?」


「・・・・・・返す言葉もなんもねぇよ・・・・・」


「ぇ?なんでそんな哀れんだ目で見るの?」


「自分の胸に聞いてみな・・・」








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