巻き込まれた俺?
突如俺の前に現れた奴ら・・・なにやら危険な感じがする。
まぁこういう時は何も知らない振りをして通り過ぎるのが世の常だ。
しかしまぁなにか?こいつらは、俺に用でもあるのか?通り過ぎようとする俺を通せんぼするのだから・・・
しかもみんな女・・・・・
「あのぉなんかようですか?」
っていったのになんで誰も反応しねぇんだ?ってかナイフを取り出すな!ナイフを!
やっやべぇなにやら本気で危なそうだ。なので道を戻って他のところから行こうとするが、知らないうちに俺は囲まれていた。
「お前、吉原の彼氏なんだって?」
するとこの中のリーダー格っぽい女が話しかけてきた・・・ってか吉原って?
「へ?吉原ってだれ?・・・」
「あ?吉原 ヒヨのことだよ!」
吉原 ヒヨ・・・・ってヒヨのことかぁ!・・・ってか苗字が普通すぎるだろ!俺ってば、てっきり怖そうな苗字かと思ってたぜ・・・
「っぃいや違うんだけど。」
「はぁ〜そういうウソは要らないんだよ・・・・みんな?こいつをあそこへ連れて行け。」
『はい!!』
ってウソじゃねぇし!あそこってどこ?ってか学校二日目で遅刻?いやむしろ休みか!!
ってかこんなときに限って総と一緒にいない俺って・・・・とほほ
*********
まあ暴れるとあとが怖いからおとなしくついてきたわけだが・・・
ここって・・・どっかの倉庫か?ってかまじでボコされる雰囲気?
くっそ!しかも両手両足縛られちまったし・・・
どうするれば・・・
すると
「お前そこでじっとしてろよな・・・今からお前の大事な女に電話してくるからよ・・・ここに一人でこいってな。」
いっゃぁ!別に大事ではないんですけど!ってかこんな惨めな姿みられたくない!
周りの奴らも俺のそばから離れた・・・
よし今のうちにどうにかしないと・・・・ってあれ?縛られてるところやけにゆるくない?
ってか抜け!足も?ほ、ほどけてる・・・ラッキー!と思ったやさきに
「おい!お前なにやってる!逃げようとでもいうのか!」
っししまった帰ってくるの早すぎだろ!しかしここでもう一度つかまるわけにはいかない!
「おい!俺を縛ったのは誰だ!縛った奴のせいでみんなに迷惑かけてんだぞ!」
完璧だ俺は、そう思った。俺の演技なめんなよ。
「おい!でて来い俺が縛りかた教えてやるから!」
『はぁ誰なんだよ、早くでてこいよ』
みんながみんなそういい始めたころ
「っごごめんなさいっ!わっ私です・・・・」
『ってっ総長?!』
ぇぇ?コイツがこの族の総長かよ! ふわふわと軽く巻いてある髪に薄い茶髪たぶんこれは地毛だろう、
そして白くてなにかおどおどしている姿、、、っかかわいい。ってそんな場合じゃない!
「おい!総長がそんなんじゃダメだろ!」
「っははぃ!」
「俺が縛り方をレクチャーしてやる!やるよりやられろ!まずは俺がお前を縛るそしたら次はお前の番だ!」
「っははぃ!」
そして俺はこの女を縛り始めた。なにかエロチックになってしまったが完成だ!
「ぅう〜っくくるしいですぅ〜」
『っきっ亀甲縛り?!』
えろぃ!なんてえろぃんだ、こんなカワイイ子がうぅううなっている姿をみてしまったら・・・っくでも我慢だ
「おい!お前らそっから動くな!」
そうして俺はこの女もとい総長を人質にとった。
『っひ卑怯な!』
誰が卑怯だぼけ!一人にむかって何人も来る奴のほうがよっぽど卑怯だろ!
「お前!総長を放せ!」
するとさっきのリーダーだと思っていた女が言ってきた。
「っぃいいよぅ。なんか気持ちよくなってきたからぁ・・・」
『ぇって、え?!』
ってちなみにこの え? には俺も含まれている。まじかよこいつMか?
するとなにやら入り口から大きなおとが聞こえてきた。
ドガァッーン、その音と同時にドアがやぶられる。
「新屋ぁ!助けにきぞ!ってあれ?」
吉原もといヒヨが俺を助けに来てくれた。しかし気のせいだろうか?
ヒヨの殺気は俺に向かってきている気がする。なにやら嫌な予感がする。
「お前・・・・私や倉持だけでなく音奈にまで手をだすのか・・・・」
いやまて?誤解だ、ってかこの総長、音奈っていうのか・・・それに俺、お前らに手をだした覚えないぞ・・・
「っままてヒヨ!誤解だ!俺はこいつに亀甲縛りをしていただけっ!・・・」
っししまった・・・墓穴を・・・・
「亀甲縛りだと!!・・・ゎ・・だって・・ゃって・・たことないのに・・」
「へ?なんかいったか?」
「ぃいやいってない!早く音奈を放せ!」
ってもはや総長救出になっているではないか!
「っく降参だ・・・今はずすからまってろよ?」
「ぅん」
そうして俺は音奈の縄を解いてやった。しかしその瞬間誰よりも早く俺のところに向かってきてるやつがいた・・・・
逃げなくちゃ・・・頭では、わかっているが体が動かない。
そんなことを考えているうちにヒヨの高速ハイキックが飛んできた・・・やばい。やられるそして俺は強く目をつぶる
バコ!と音はなったものの痛みは体を襲わない。
おそるおそる目を開けてみると、そこには
「暴力はいけません!ヒヨちゃん。」
音奈がヒヨの蹴りをとめていた。っすすごい!
「っち音奈に免じてゆるしてやるよ、新屋?学校に行くよ。」
「っぉおう。」
すると音奈が話しかけてきた。
「あの?どこの学校に通ってらっしゃるんですか?あとお名前は・・・」
「ぁあっと、名前は、新屋 陽太、学校はヒヨと一緒だよ。」
「最後に一つ、陽太さんは、ヒヨちゃんと付き合ってるんですか?」
「いや、付き合ってはないけど・・・」
いやいやにらむなヒヨ、真実を伝えただけだ。
「ありがとうございます。ではまたの機会に・・・」
「じゃぁ・・・」
そうして俺とヒヨは仲良く学校に遅刻した。もちろんクラスのみんなからいろいろ言はれたがな・・・・
てか結局なんの用だったんだ?ってかヒヨと音奈の関係って・・・・なぞは深まるばかりであった。
*********
次の日・・・・
俺は今日ちょっと楽しみにしていることがある。今日は転校生が来るらしい。しかもこのクラスに。
朝の休み時間が終わったころ。担任がやってきた。
「は〜い、みんなもしってるとはおもいますがぁ、今日は〜転校生がきま〜す。」
『ぅえ〜い!!』
「しかも女のこですねぇ〜」
『ぐっじょうえ〜い!!!!!!』
おい?なんだその喜び方は、男子達よ転校生が必ず可愛いわけじゃねぇんだぞ?
「はぁいみんなのテンションが上がってきたところで、どうぞ〜はいってきて〜」
ガラガラァ
そうして入ってきたのは・・・・
「ぁ・・・」
俺は小さく声を漏らしてしまった。ヒヨも驚いているようだ。
「どうした?陽太」
すると不思議に思ったのか、歩が話しかけてきた。
「いや、なんでもない。」
「そっか・・・」
「はい、ではぁ自己紹介お願いします。」
「はい、私は宮内 音奈です。皆さんヨロシクお願いします。」
もちろん男子のテンションは大もり上がりだ。
しかしこの時、陽太は何もしらなかった。この後襲い来る恐怖を・・・
「じゃあ質問とかはホームルームおわってからねぇ、じゃあ席は、新屋の2コ後ろな?」
「はい。」
そうして音奈は俺のほうにむかって歩いてきた。音奈が俺の隣に来たころに・・・
「陽太さん?また縛ってくださいね?・・・」
そして何事もなかったかのように、俺の隣を通りすぎ、席に着いた。
そしてさっきまでの盛り上がりがウソのようになくなり今は誰も話していない。
誰もが俺を見つめたいた・・・・
「殺す」
ってこわ!?
誰だよ今の?
って総!お前は笑いすぎだ!歩?お前は何やっちまったぁみたいな顔してんだよ!ヒヨ誤解をといてくれ!
倉持?っそそんな顔で見ないでくれぁ!罪悪感を抱いてしまうだろ?
「っみみんなっご誤解だ・・・」
「まぁ誤解じゃないだろ・・・・」
ひ、っヒヨお前!!
クラス男子一同『ウガァ〜!殺す!!』
っひひいい!っだ誰かたすけてぇ〜!
はぁい次回はヒヨと音奈の関係です。
前作も読んでいただけると幸いです。