合格発表の珍悲劇
前回の作品で物語を完結させてから投稿すると言ったのですが、作品を読んでいただかないと力がわかないので、投稿させていただきます。
更新は不定期になると思うのですがヨロシクお願いします。
「っそ・・・そんなバカな。」とこの一言、誰が言った言葉であろうか。それは、もちろんこの物語の主人公・・・
新屋 陽太である。よく太陽と間違える人がいるのでご注意を・・・
それでは、これからは、この新屋 陽太視点で進めます。
そんなばかな・・・と言った俺、なにがどうしたって?むしろ聞かないでほしい。がしかし、ここで聞いてもらわねば
話がすすまないので話さしてもらう。
今俺は、私立 緑の森 高校の合否確認に来ている。俺の自己採点では、5教科500満点中475点を取っていた。
この高校の合格ラインは370点くらいなので俺は余裕で合格のはず。いやむしろ合格確実!!
なのに・・・なのに・・・何故?・・・・俺の番号が載っていないんですか?
っや、やべぇ泣きそう。
すると、肩をポンポンとたたいてくる人がいた。しかし俺は振り向くことができなかった。
なぜならすでに、涙が流れていたからだ。
「あのぅ?」
声からして女の子だろうしかし今の俺に話しかけないでくれ。俺は心の中でそう思った。だが世の中自分の思いどうりにはいかない。
「あの!すいません!」
仕方がなく返事をする決意を決めた俺。
「はぁなんでしょうか・・・・」
限りなくハキのない声でいう。そして後ろを振り向くとそこには、肩にまでかかる黒髪を右だけ縛っていて
ぱっちりと大きな目をした可愛い女の子が立っていた。
「あの、おめでとうございます!」
「は?」
「いや、あの・・・おめでとうございます?」
この子は俺をバカにしているのであろうか・・・今俺は、とてつもない怒りを感じた。
まぁこんなときにおめでとうといわれたら誰でも腹がたつだろう。だから俺は・・・
「お前俺のことバカにしてんのか?あ?」
「ぇ?ぃっいや・・・?」
そして俺は一気にまくし立てた。
「だから!この学校に落ちて?落ち込んでるやつに?おめでとうだと?ふざけんなってんだよ!お前なめてんのか?
このやろう!」
そういうと、ビクッと体をこわばらせ泣きそうになり始めた彼女はそれでも何かを伝えようと口をパクパクさせていた。
その様子がかわいらしく感じられたが今の俺には関係無い。普段は温厚で親しみやすいといわれる俺でも、こんなバカにされたら、
しかも見たこともない人に・・・そりゃ腹をたてても仕方がない。
「何か言いたいことあんならしっかり言えよ!」
「はぁう、はい。ぁのぅ、おこらないで聞いてください。さっき、あなたのお友達さんに言われたんですけど。なんかこの合格通知をもって
あなたのところに行ってきてっていわれて・・・そのぅ、ぁの・・・・」
は?なんですと?
彼女の話によると、俺の受験番号を消して俺の代わりに合格通知をもらったやつがいるらしぃ。しかもそいつは、
俺の友達で、この合格通知表を俺に渡せと・・・
同じ学校に受けた俺の友達・・・・・・あいつっ!ってそんなことよりも本人以外の人に合格通知を渡してしまうこの学校の将来が心配である。
「ぁの、それで、改めまして合格おめでとうございます。ぁの私も合格したんで、もし同じクラスになったらヨロシクおねがいします。」
「ぁあ・・・わりぃないきなり怒鳴ったりして・・・」
「ぃえ、あの状況でしたら、だれでも怒ると思いますから・・・」
「ありがとう。あとさ、その君にこの通知表渡したやつって、髪が肩くらいまでで、茶髪のイケメンだったか?」
「ぅえぁ?・・・まぁ多分そんな感じの人です。」
「やっぱり・・・あいつ!じゃぁちょっと絞めてくるわ。クラス一緒だったらよろしくな?」
「はい!お名前は?私は倉持 ふなみ っていいます。」
「俺は、新屋 陽太 じゃあな倉持!」
「はい、今度は入学式で・・・」
さぁて俺は、あいつこと、高良 総 を絞めに行かなくては。
電話をかける・・・・・・・・でない
メールをする・・・・・・・・返事なし
直接家に行く・・・・・・・いない
自分の家に帰る・・・・・いたぁ!!
「ってお前なんで俺のうちにいるんだ!!ってかなんだよあの壮大なドッキリは!!」
「ぅあ?おう、お帰り・・・おばさぁん、陽太かえってきたよ!」
「って!なに俺の質問を完全スルーしてんだよ!!」
「こらこら、うるさいよ?帰ってきて早々に。せっかく総くん きてるのに。」
「はぁ、母さん俺がなにされたかわかってんのかよ?」
「そうだ 総くんケーキたべる?ちなみに陽太は?」
「ってか質問スルー?母さんまで・・・・しかも俺がちなみにの対象なのか?」
「あはは、陽太おもしろー、よかったでしょ?あのドッキリは。多分俺たちがこれから通う高校の人のなかで、一番最初に友達できたじゃん!
しかも美少女!」
「まぁ確かにかわゆかったよなぁ・・・って違う!おかげであの子には大声でどなっちゃったし、迷惑極まりない行為だあれは。」
「なぁ?気にしたら負けなんだよ?世の中には理不尽なことが沢山あるんだ。人には耐えなければいけない時もある。それが
今日だっただけさ。」
「なにいきなり語り始めてんだよ・・・はぁ・・・お前はまったくもぅ」
ここでいろいろと補足説明をしよう。こいつは俺の幼馴染でなにかと俺で遊んでくる。しかもイケメンでありながら彼女いない暦
15年、なおかつ女の撃墜数はざっと20を超える。
本人いわく、あいつは俺にしか興味がないらしい。間違ってもBLじゃないぞ、なおかつ俺にそんな気はない。
しかもあいつは、あのとうりのマイペース野郎だから俺も怒るに怒れなくなってしまう。まったくいい性格してるぜ。
ぁあ因みにあいつも合格しているぞ。
次に俺たちが通う学校。私立 緑の森 高校は、まぁ結構レベルが高かったりする。
どれくらいのレベルか?って・・・まぁ聞くな・・・
そして、私立なだけあって、校舎はキレイだし冷暖房完備おまけに学食も広いときた。まぁだから倍率も結構高かったんだが
俺からしてみれば、余裕だったな。ぁ?自慢すんなって?まぁきにするな。
ってなわけで今回はここまで。次回 入学式につづく!!っとそのまえに・・・・この題名って明らかに総のこといってるよな?
俺が主人公だぞ?そこんとこよろしく!
よかったら感想評価等していただけると幸いです。
前作なども読んでいただけるとまたもや幸いです。