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 四十センチほどの草に囲まれた人の手が一切加わってない村の外れにある底の見えない湖――回りの大人は呼び湖と言って恐れている――にまだ十にも満たないほどの幼い少年が近くに生えている木に捕まりながら、その湖の近くにいた。


後、一歩前に足を出せば、湖の水に足が浸かるほど側にたっている少年は、右手で強く握っていた真っ白な小さな石を腕を振りかぶり湖に投げ捨てた。


ちゃぷん。

音をたてて水面が揺れる。


少年が投げ入れた小さな石は湖の底に引っ張られるかのように姿を消す。


湖の水が投げ捨てられた石を中心に円上になって広がっていくのを見ながら、少年はゆっくりと息を吐き出した。


吐き出された息は、白色を纏ってから、回りの空気に溶け込んでいく。


その様子に気付き、何度か、息を吐き出して遊んでいると何かの音が聞こえた。

書きかけのなにか

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