怪異会い
メモから発掘
男女のゴタゴタ――親友の男の前の彼女達に逆恨みされて、誰かに階段から突き落とされた――のせいで、目が見えなくなった女の話。
目が見えなくなった反対に、どうしてか妖怪などが見えるようになった。
風景も古びた町並みに見えるようになった。
そんな彼女と彼女の友人と妖怪達のほのぼのな話。
菅野 海
性別 女
身長 142cm
側にいるだけで人の心を癒す妹系キャラ。
表情豊かで可愛らしい。
お婆ちゃんの家にいるつくも神や座敷わらしに気に入られている。
木江 木葉
性別 男
身長 173cm
女の子が好きだけど本気の恋をしたことはない、と思っている。
海のことが好きだが、友情だと自分に言い聞かせている。
実は、家で飼っている猫が猫又。
二人の関係が恋人になるかは未定。
本文考え中
多分、階段から落とされて、入院した時。
ボロボロと流れている涙が彼女の側に落ちる。
今回のことがうまく縁を切れなかった自分のせいだと分かっている。
それでも、彼女が怪我をするのは絶対におかしい。
付き合っていた彼女達の誰がやったのかは、まだ分かっていない。
早く、見つけて謝罪をさせたい。
白に包まれた部屋で眠る彼女の手を握って、息を吐く。
彼女の目が覚めることを祈りながら、謝罪を飲み込んだ。
つくも神との出会い
「千代のところに遊びに来るのは久しぶりだな、可愛い千代の孫」
古い坪に寄りかかりながら、白い髪の小学生くらいの少年。
「……だ、誰?」
見覚えのない少年に戸惑いながら、問いかける。
少年はその問いかけに目を見張った後、嬉しそうに呟いた。
「そうか、私の姿が見えるのか。私の声が聞こえるのか」
千代……海のお婆ちゃんの名前。つくも神にとっては妹、娘みたいなもの。




