会話文 1
授業中に思い付いた会話文、パート1。
【おめでとう】
「もしもし」「もしもし、はーちゃん? 草野だけど」「私の携帯なのだから、私以外が出るわけないじゃない」「えー……。この前、しーちゃんに電話かけたら、しーちゃん出なかったし」「……誰が出たのよ」「知らない女の人。綺麗な声の人だったよ?」「そう。また後で、聞いておくわ」「え、うん。……あ、それで、電話かけたのは、ちょっと言いたいことがあったからなんだよ」「言いたいこと? 何よ、それ。明日じゃ駄目なの?」「うん、明日じゃ遅いかも。今じゃないと駄目だから」「そう。それなら、早く言いなさい。私は眠いのよ」「うん。すぐに終わるよ?」「そう」「お誕生日おめでとう。はーちゃん」
・設定
はーちゃん
黒髪セミロング、つり目の女の子。少しツンデレ。
しーちゃん
はーちゃんの弟。黒髪ショート、猫目の男の子。女たらし。
草野
はーちゃんの彼氏。茶髪のボブ、たれ目の男。天然。
【嫌悪】
「こんにちは」「あら、久しぶりじゃない。今まで、見かけなかったのだから、このまま見かけることがなくなるのだと思っていたわ」「酷い言いぐさですね。私はこんなにも、貴女に会いたかったのですが」「嫌だわ。それで口説いているつもり? 気持ち悪い。貴方なんか、いなくなっても皆気がつかない存在なのに」「ふふふ、そうですね。気づかないかもしれません。ですが、気づいた時には、もう手遅れです。じわじわと苦しむだけですから」「まあ、なんて悪趣味なのかしら。だから、貴方は気持ち悪いのよ」「それは、ただの誉め言葉だっていい加減に気づきなよ」
・設定
貴方
イメージはウイルス。
近くにいるけど、気づかれない存在。
貴女
イメージは風邪薬。
ウイルスを全身で嫌悪して、いつも喧嘩する感じ。
【博愛嫌悪】
「貴女なんか大嫌いだ」「まあ、酷いことを言うのね」「嫌い、嫌い、だぁい嫌い」「私はこんなにも愛しているのに? どうしてそこまで嫌うのかしら」「愛しているぅ? 嘘つきやがれ」「嘘じゃないわ。本当に本当に愛しているのに」「お前の愛しているは、ペットや縫いぐるみに言うのと同じ意味しかねぇだろ? それか、安売りの言葉でしかない」「そんなことないわ。本当に心の底から愛しているのよ?」「嘘つき」「嘘ではないのに。本当のことだと何度言えば納得するの?」「じゃあ、あいつのことは? じゃあ、そこの奴は? じゃあ、あの人は? じゃあ、あれは?」「あそこにいる彼のこと? あっちにいる彼女のこと? 向こうにいるお爺さんのこと? そこにいる子どものこと? 勿論、愛しているけど?」「……ほらね? だから、君のことが嫌いなんだ」
・設定
博愛少女
何でも愛してるから、何されても許せる系女子。嫌われるのは悲しいから嫌。
嫌悪少年
何でも愛せる少女の精神が分からない、一途系男子。嫌うのも一種の愛、かも。
【ゲーム勝負】
「ねぇ、聞いてるの?」「うるさい。少し黙って」「でもさ……」「集中できないってば」「本当にいいの?」「いいの、いいの」「でも、でも……」「いいから、黙れって!」「……うー。知らないからね、知らないからね」「いいから。大丈夫だから。黙ってろって」「…………」「あー! あー! あー!」「ほら、言ったじゃんか!」「大丈夫だと思ったんだよ! てか、お前のせいだから! お前が黙っていれば集中できてたんだよ!」「何それ、理不尽! てか、私はちゃんと大丈夫かって言ったもん」「言ってたけど。……勝った奴に心配されるとむかつく!」
・設定
負け少年
ゲームが苦手なのに勝負を挑む、テンションが小学生系男子
勝ち少女
ゲームが得意で、いつも圧勝してしまうことに罪悪感を抱いてる、お姉ちゃん系女子