逸話
ずっとねむい 目覚めない左足は
傷ついてもう使えないという
書き出しのまま 伝説は絶えて
おいしゃさんは夢のすたりを教えてくれた
キャラメリゼした 憂うつのまちに
メリーゴーランドがどうしても必要らしかったので
大人しく繋がれて 人を乗せ
ヨーロピアン小旅行を駆け抜けたみた
客の少女に 男の若者の気風があり
ずっと眺めていたいとおもった
少女はしかし かすてらを食べに消えた
別の日 絵葉書の国がけんかして
それ以外も全部消えてしまった
世界はびっくりするほどもろい
高らかに悲鳴あげて とむらった
ぐるぐるぐる メリーゴーランドが廻る