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089 わたくしの背中に隠れるのよ

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《魔女っ公女リージィー嬢の視点》


 剣王様に連れられて第十階層のボス部屋に入った。


 そしてわたくしは本物の脅威と言うものを理解した。


 ドレイク。


 小竜と言う意味のその言葉に騙されていた。


 ドラゴンはドラゴンよ。


 威風堂々としたその姿は、全ての生き物の頂点に君臨する王者の風格。


「ふん。小者のトカゲの分際で偉そうに威嚇してくれる」


 は?


 あ。声に漏れてしまったわ。


 剣王様のお言葉ですけど、これは逃げましょう。わたくしはそう言うために剣王様の方を見た時、鍛治公女エカテリーナ様が先に言った。


「剣王様。逃げましょう。いくらなんでもあれには敵いません」


 そうよね。わたくしもそう思うわ。


「エカテリーナ様。逃げるってあなた、腰が引けてますわよ」


 あ。余計なことを言ってしまったわ。だってエカテリーナ様の足がバンビみたいにプルプル震えて可愛んですもの。


 あ。わたくしの足を見て今、嘲笑ったわね。なによ。わたくしも怖いもの足くらい震えるわよ。


「二人ともわたくしの後ろに」


 そんなわたくし達とは違って亡国のお姫様メーラシア姫が凛々しい声でそう言うとわたくし達の前に立ってくれた。


 それだけで、脅威のドラゴンと距離が取れたように感じ、メーラシア姫の頼もしさに憧れを感じてしまった。わたくしもこんなお姫様のような頼もしい女性になりたいと心の底から思った。

今日、4回目の投稿です。


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