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077 最近の男の子は意気地がないわね

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《再び剣王アイリス視点》


 どうしてこうなった?


 魔女っ公女リージィー様だけのはずが。


 亡国のお姫様メーラシア・ディーガ様が一緒にって仰ってきたのは理解できる。


 でもSクラスの皆がついてきたのはどうして?


「シュレディ・レイバーン様、アドリュート・テンペフェレッツ様、ノイツ・ジャムシク様、イールド・イッシューラッツ様、エカテリーナ・ベーベンダール様。皆さんはどうして?」


「俺たちは、今度公子様から一緒に魔物退治しよって誘われたんだよ。あんなに嬉しそうに誘われたら断れないだろ?」


 槍のシュレディー様が勢い込んで仰った。


 わたくしは大きくため息をついた。このお方は、見た目は良いのに実力が伴っていないのが難点だ。


「あなたは、そんなに貧弱なのにあのお方のお誘いを受けてしまったのですね」


「申し訳ない。剣王アイリス嬢。しかしどうしてなのか公子様は毎朝俺たちと一緒に登校しようとお誘いくださるし、色んな講義をしてくださるんだ。

 あんなにして頂いてレベリングまでして頂くなんて申し訳ないだろ」


「何を言ってるんですか。わたくしとリージィー様の話を聞いていて怖くなっただけでしょうに」


 ペコペコ頭を下げてくる男子諸君がなんとも情けない。これでも公子様の学友と言って恥ずかしくないのか。本当に最近の男の子は意気地がない。


 少しはしっかりしてもらって学友として恥ずかしくないレベルになってもらいたいとものだ。


「本当に仕方がありませんね。幸い本日は賢者リビエラスト様が普段同じクラスでご一緒できないと拗ねて公子様と二人にさせろとわがままを申しており、従者の皆さんも暇をもて遊んでおられる様子。

 皆で修行に参りましょう」


 さすがにこれだけの人を守るのは無理があるので男の子達は、他の従者の皆さんに守ってもらい。わたくしは魔女っ公女リージィー様と鍛治公女エカテリーナ様のお二人の公女様を守ることにしようと決めた。


 さて修行の場所だが、どこにしようか。

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