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073 女忍は筆記に必死

《レリトニール公子の従者、諜報の天才女忍エーメラルダ・エデンバークの視点》


 ちょ。


 ちょっと待ってください。


 早い。


 早いですって!


 そんなに早口で話されては貴重過ぎる話を書けません!


 我が家伝来の速記術なのに!


 待って!


 待ってくださいまし!


 なんて貴重なお話しなんでしょう。


 いつもいつも目新しい発想で驚かされていたけど今日ほど興奮したことはないわ!


 きゃー!


 公子様! 公子様!


 あ、ダメよ。筆記よ!


 さあ。書くのよエーメラルダ!


 貴方はこの貴重な講話を筆記するのが使命なのよ!


 死ぬーー!


《後に彼女が筆記した不完全だが貴重な文章は外征論必携書と言われて流通することになる。

 本来の彼女ならレリトニール公子の話を完全に筆記する能力があったはずなのだが、講義内容につい興奮し過ぎてしまい筆記が追いつかなかっただけだったのは彼女の生涯の秘密の一つとなる》

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