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034 あれ? いつの間にか陰謀を暴いていたらしい。

ブックマーク、高評価、いいね。よろしくお願いします。

《レリトニール公子の視線》


「公子様。さすがでございます。よくぞリールセラート王国の陰謀を看破なさいました」


 何を思ったのかエーメラルダ嬢が勝ち誇ったかのように言った。


 いきなり何を言い出すのだと俺は目が点になった。


「エーメラルダ嬢はお父様から何か情報を?」


 エーメラルダの父エデンバーク家は、学術なんたらとか言う難しい名前の役所の偉いさんで、世界の様々な情報を集めて分析しているのだ。


 昔、俺が10歳になる前に、彼女の父親から聞いた話だ。そんな立派な情報分析官である彼女の父親なら様々な情報を持っていることだろう。


 俺は前世の知識で、情報は正しく無いといけないと教わった。不正確な情報は判断を鈍らせるとか。


 そんな知識を元にエーメラルダには正しい情報を伝えるようにアドバイスしたことがあった。


 それ以来、彼女の父上とは手紙でやり取りしつつ、世界の様々な情報を教えてもらっている。


 確かに俺は彼女の父上から、リールセラート王国が我がラッシート王国の隣国であったディガ王国を滅ぼして新たな隣国となったとの情報を得ていた。


 リールセラートは新興の強国であるが我国と比べるとまだまだ二等国と言わねばならないだろう。


 今回の襲撃がリールセラート王国の陰謀だと言うのだ。


 どんな理屈か理解できないが、インテリジェンスなエバンデーグ子爵家の方がそう言うならそうなのだろう。


「公子様もお父様から何か?」


 俺の言葉にエーメラルダ嬢が尋ねた。


「ああ。リールセラート王国と国境を接するようになったと聞いて、気にかけていた」


 誤魔化す。


 嘘では無い。

ブックマーク、高評価、いいね。よろしくお願いします。


夕方も我慢ばって更新したいと思いますが、ごめんなさい。時間は未定です。

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