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031 メーラシア姫の回想

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《メーラシア姫の回想》


「ごめんください」


 そんな不思議な言葉で誰かが入ってきた気配だ。


 土間には武王サイラス様が守ってくださっているから安心だと思って様子を窺っていた。


 すると薄い引き戸の向こうから、日頃感じたことの無いただならぬ気配がしてわたくしは慌てて半身を起こした。


 わたくしは子供の頃から身体が弱く、寝たり起きたりしている。


 未だディガ王国が存在していた頃もわたくしは厄介者だった。国が滅び民が戦役のために尊い命を捧げている最中。わたくしは手厚く保護されてヌクヌクと生きていた。


 お父様、お母様両陛下がおいたわしいことになったと言うのに今の今までぬくぬくと。


 わたくしなど価値のない存在を守るために貴重な戦力の武王サイラスを付けてくれた。


 半身を起こして、身だしなみを整えた。その時、引き戸が大きく開き、武王の孫のミーティアが入って来た。


 そのただならぬ雰囲気に何かが有ったのだと悟り胸に飛び込できたミーティアは抱き締めた。

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