030 戦闘爺屋の回想
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《戦闘爺屋の視野》
なんだこの連中。
少しばかりやるって程度じゃねぇぜ。
俺は、「ごめんください」なんてふざけた言葉を掛けていきなりドアを開けられて少々イラついていた。
ドアを開くなり孫のミーティアが走り込んできたので一安心だ。人質にされないとあれば思っ切り暴れられる。
故国の工作員だと判断した俺は、いつものように威圧で成敗しようとした。しかし俺の威圧が跳ね返されたことに驚いた。
ちっ! 威圧を高めるか。
その瞬間だった。
男の背後の存在がどんな技を使ったのか斬撃を飛ばして来たのだ。そう感じた。
俺は咄嗟に斬撃を避けた。
しかし、斬撃が飛んでくると感じたのは誤りだった。
見ると。
俺はあまりのことに目を剥いて男の指先を見た。
へ? 目にも止まらぬあの剣を片手で。いやいや、人差し指と親指の二本の指で摘んで止めてしまっただと? 人間技? 無理っしょ。ぜってぇありえねぇ。
なに? こいつ。どんだけ強ぇんだ?
しかも、こいつ 男? 女の子? へ? 声。男だったよね。
男の娘?
いや。そんなんじゃねぇし。
妖?
めまいが、、、、
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