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218 カタツムリのように要塞に篭って震えておればいいのに

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《天の視点》



 リールセラート大帝国歴ゼロ年八月九日


 この日ケーセシャリー帝国のオワセ地方に於いて後に魔界大戦と呼ばれることになる大戦が開かれる。


 六大魔王率いる同盟軍は、六大塔を発出しておよそ二十日でオワセに至った。


 大軍が移動するには必要な日数であったが、この間にレリトニール光公子軍は想像を絶する強大化を果たしていた。


 何よりも六大塔同盟側には奢りがあり、自分たちの力に酔い痴れてもいた。


 彼らがオワセに到達した時に見たのは、元々龍山山脈と言われいたものだったが、山では無く見渡す限りの大要塞であった。





「なんじゃこりゃ!」


 大声で叫んだの大魔王の一人。第一魔王エグゼランスだった。


「あのような要塞があるとは知りませんでしたな。先鋒軍がやれなのも無理はありませんな」


「しかし博士が作った聖級部隊五百なら可能なのだろ?」


「それは容易いこと。しかし、あの胸壁の上から集団魔法を撃ち込まれたら流石に無傷とまでは行かぬでしょうな」


「ならばどうすれば良いのだ?」


「まぁ、あの金属仕掛にでも攻めさせるのでしょうな」


 第一魔王の腹心であるマッドサイエンティストが指差しのは第二大魔王のエグゼカリバーが作った巨大アイアンゴーレム(ロボットとも言う)だった。


「そうだな。あれは攻城兵器にもってこいだな」


「あ。大魔王様。奴ら要塞から出てきますよ」


 マッドサイエンティストが指差しつつ言った。


 見ると巨大要塞から続々と軍団が出てくるところだった。


「馬鹿な奴らだ。カタツムリのように要塞に篭って震えておればいいのに」


(なんか聞いたことのある台詞を吐く第一魔王でした)

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