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215 無限増殖炉

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《レリトニール公子視点》


 モーフ。なんて可愛いんだ。


 しかもモーフの土魔法ってどれだけすごいんだ?


 魔力が尋常じゃないのだ。


 俺は頭に都市を思い浮かべると、モーフがそれをトレースしてくれるのである。


「モーフって俺の考えてることが分かるのな」


「もちろんなのじゃ」


 可愛い声でそう答えた。


 ちなみにモーフは普段は女の子たちが抱っこしている。


 皆、顔が溶けてふにゃふにゃだ。


 なんかこっちの世界って女の子がみんなほんわかした顔をする人が多いけどモーフを見るとまた少し違う感じになるから新鮮だよ。


(自分の美しさが周りの女の子達にどれだけ影響しているのか理解していない超イケメンです。

 女の子は皆、レリトニール公子の美しさに顔を赤くしてぽーとしているだけです)


 そう言えばこっちの女の子って嫁候補だからなのか俺にめちゃくちゃくっついてくるから困るんだよな。


(そろそろ少年から青年に変わり始め声も少し落ち着いてきた頃合いです。最近、身長が何センチも大きくなったりしています)


 じゃあ。


 修行開始!


「公子様。これは何ですか?」


 マリーシア女王が縄を手に持って不思議そうに尋ねた。


「マリーシア陛下。この迷宮はとても強い魔物を配置していますからこれをしっかり持って付いてきてくださいね」


「マリーシア陛下。最初は身体にしっかり結いつけると良いですよ」


 にこにこ顔でメーラシア女王が助言した。


「今日はわたくし達四人しかいませんから少しはしたないお姿になっても大丈夫ですわ」


 鍛治聖エカテリーナ公女が応援するように言った。


「はい。皆様。頑張りましょう」


 火聖リィージィー公女も既に縄を身体に結いつけている。


 マリーシア女王は、不思議そうにしながらも皆に見習って縄を身体に結びつけた。


 今日の目的はこの四人を王級にすることだそうだ。


 ちなみに他の従者の皆には達人級以上の戦士達を分けて別に修行してもらっている。


 できるだけたくさんの人達を、聖級以上にするのが今回の目的だが、果たして何人以上が聖級になるのか。


 ちなみに達人級よりも下位の者達も少しでもレベルを上げる予定であるが、あまりにも数が多いので、彼ら達人級以上の者達をレベル上げした後、彼らに軍団の修行をしてもらう予定だ。


 さて、建前はここまでだ。


 ここからは俺の本心だ。


 まず、ここに迷宮を作ったは俺自身の修行のためだ。


 俺以外の人達は皆、レア職のおかげでどんどんレベルを上げられる。


 そしてレベルリングさえすれば聖級ぐらいには直ぐになってしまうだろう。要は適正な経験値を修得さえすれば誰でも聖級に直ぐになれるのだ。


 問題は適正な経験値を稼ぐだけの魔物が存在しない事だ。


 俺のクラスメイト達をレベルリングした時のようにスタンピードのような美味しいイベントが都合よく発生すれば良いのだがそんなに都合よくスタンピードが発生するはずがない。


(スタンピードを都合の良いイベント扱いしています)


 ところがだ。ここは俺がマスターをしている迷宮であり自由自在にスタンピードを起こせるのだ。


 迷宮のコアにはモーフからたっぷり魔力を与えて貰っている。


 モーフは神様だからたっぷり魔力を持っているはず。


 その魔力を俺の経験値にしようと言うのがこの迷宮の目的なのだ。


(レリトニール公子の方が魔力量は圧倒的に多いてす。彼も補助のつもりで迷宮コアに目一杯の魔力を注ぎ込みましまからコアは容量オーバーなってしまっています。もし公子がスタンピードを起こさせなくても自然にスタンピードが発生していました。

 ちなみにレリトニール公子は自分の魔力で自分のステータスを上げようとしている訳ですから、これはビックバンの様に無から無限を作る様な離れ技です)

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