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211 目が回る

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《ラッシート女王マリーシアの視点》


 突然わたくしの横に出現された公子様にわたくしは、飛び上がるように驚いた。


「やあ。マリーシア陛下。遥々おいでくださって恐悦至極にございます」


 なんか道家のような大仰な仕草で挨拶した。


 わたくしは頬が膨らむのを止められず。


「なんです? 転移の魔法をお使いになれるならもっと頻繁に来てくださっても良いんじゃなくて?」


 あ。つい文句を言ってしまった。


「あははは。まだ覚えたばかりなんだよ。こいつに教わったんだよ」


 なんかふわふわの可愛い動物を肩に載せてらっしゃる。


「それは、もしかしたらガイア様ですか? でも白色ですね」


「さすがマリーシア嬢。天才の称号は伊達じゃないね。その通りガイアだよ。今はモーフって名前なんだよ」


「はぁ。大地の神様。最初の神様とも、、、そのモーフ様がなぜ?」


 なんて可愛らしい。美しい公子様が肩に乗せてらっしゃるのも絵になるわ。


「ああ。僕の眷属になったんだよ」


 なんでもないように公子様は仰られた。神様を眷属に?


 では


「公子様も神になられたのですか?」


「そんなはずあるわけ無いよ」


 公子様が否定されたが、信じられない。この方はご自分の評価をとにかく低く仰る癖があるもの。


 とにかく、賢王リビエラスト・リューペンス殿に聞かないと。


「ああ。剣王ノイツのお父さん。剣王イールドのお父さん。お久しぶり」


 剣王?


 公子様の間違いかしら?


 近衛騎士団長の剣聖デュラン・ジャムシクと第一騎士団長の剣聖スラッシャー・イッシューラッツのお二人もご子息達を公子様が剣王と呼ばれたことに怪訝な表情だ。


「レリトニール大公陛下。今、愚息ノイツめを剣王と?」


「ええ。剣聖ジャクシム伯。喜んでくださいね。ノイツ君が剣王の称号を獲得したんですよ。ああ、イッシューラッツ伯も喜んでください。イールド君も剣王になりました」


「「「はあ?」」」


 わたくし達は思わず声をあげてしまいました。


 それから十五万もの軍全てを転移してくださるなど信じられないことばかり。


 目が回りそう

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