208 頑張るぞぅー
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《レリトニール公子視点》
「公子様。ラッシートの女王様、ディーガの女王様が揃って来られるとの知らせが」
賢王リビエラ嬢が知らせて来た。
「ん? 呼んだの?」
「はい。ラッシート、ディーガ、リールセラートの軍をまとめて来て頂けるように手配しました」
知らない間にそんなことしてたの? 本当にできる子だねぇ。
「へえ。どれくらいの数を?」
「ラッシートは十五万。ディーガ五万、リールセラートから10万です。ラッシートは遠方ですからやむ得ないかと。
15万のうちテンシラーオン大公家が10万出兵してくれています」
ほう。
「ディーガは周辺国との難しい関係の中、頑張ってくれました。リールセラートはまだ混乱しておりますので少数になりました」
「リールセラートは誰が指揮するの?」
俺は嫌だよ。
「大丈夫です。リールセラートには千人将軍と言う職位がありましたが、公子様はラーケンと言う者に覚えはありませんか? 本名はラーキュー•ホワイトという聖騎士職の方です」
「ああ。あのスタンピード事件を引き起こそうとしたスパイの隊長さんだよね」
「そうです。リールセラートが滅び、彼の部下を恩赦してくださった公子様に大変感銘を受けたそうで、謀反を起こしたエクセル大公にもほとほと愛想を尽かし、我が軍門に降っていたのです。
有能な人材なのでリールセラートの軍務総監に当てておりました」
ふーん。そんな役職があるんだね。
良きにはからえだよね。
「公子様ももう少しリールセラートの内政にもお力を発揮してください」
おお、怖っ
賢王リビエラ嬢、なんか怒ってる?
「そうだね。頑張るぞー」
「なんです? そのやる気のないのは?」
バレてる。てへぺろ
新たなシステムになり、規約を読んでみました。異世界だけ縛りがあるようなので規約に従いました。
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