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199 な訳ないよね〜

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《レリトニール公子の視点》


 エネルギー充填140%


 総員ワープ航法に備えよ


 ワープ


 おお、お腹が捩れるぅーー


 ケーセシャリー帝国の主力騎龍隊三千騎及び陸軍五万は遥か遠方の前線にワープした!


 なんてね。


「公子様。本当に驚いてしまいますね」


 賢王リビエラ嬢が綺麗に整えられた眉毛を顰めて言ってきた。


「少し気持ち悪いよね」


 ジェットコースターのあの冷やって感じるやつだ。


 我々ヒューマンはそんな感じなのにケーセシャリー帝国の龍人たち何ともなさそうに平然としていた。


「レリトニール公子様は本当に凄いな。わたくしも生きているうちに転移魔法を経験するとは思わなかった」


 興奮したように言ってきたのは龍帝リリューシュだ。


 彼女は龍に変身した龍王スーザリアンに颯爽と跨っている。


 龍王スーザリアンのあのナイスバディな姿が見えないのは残念だが、龍の姿も格好いい。


「リリューシュ嬢。カッケーよ」


 修行の効果は色々あった。龍帝を呼び捨てにするようになった。なんか呼び捨てにしてくれないと自殺するなんて脅してきたのだ。


 龍帝陛下


 カッケーのに


 もったいない


 俺が代わりに使ったりして


 彼女が本来のドラゴンライダーとして龍王に跨っているのもその一つだ。


 これで彼女達は、王級の本来の実力を発揮できるようになったのだ。


 めでたし


 めでたし


 これで俺たちの役目は終わったとはならないらしい。


 六大塔同盟


 それは凶悪な集団らしいのだ。


 六人もいると名前だけでも列挙するのも面倒になるので許してたもれ


 え? 手を抜くなって?


 仕方ないなぁ


 では名前だけ列挙しよう


第一の塔 エグゼランス

第二の塔 ゼグスカリバー

第三の塔 ドジャーザス

第四の塔 ザオラル

第五の塔 ギュディーゲル

第六の塔 スシャーザン


 面倒くさいので今後は第一魔王から第六魔王と呼称しよう、そうしよう


 魔王さんたちは本物の王級らしい。


 太刀打ちできるのはケーセシャリー帝国では守護龍のみだった。


 しかし守護龍もお年


 継承者の龍王スーザリアンは未熟


 龍帝も本当の意味で騎乗できない未熟者


 そんなこんなで今に至るわけで、六大塔の王級魔王さん達が大挙して攻めてきているのか昨今の状況なわけだ。


 なんでも王級の魔王さん達は、神様になるための試験になかなか合格できず、この千年間ずっと受験勉強していたのだとか。


 試験中は脇目も振らず互いに競い合って受験勉強に励んでいたのだ。


 本当は受験勉強なんて生優しいものじゃない。ケーセシャリー帝国でも聖級の英雄が拉致されて帰らぬ人になったとか村ごと誘拐されたとか洒落にならない事件は枚挙に事欠かない。


 彼らは受験勉強に嫌気でもさしたのか急に勉強をやめて戦争を始めたらしい。


 しかも一人で大帝国を築き上げられるほどの実力者である王級の実力者が六人もいるのだ。仲が悪いと思われていた彼らが同盟を結んで攻めてきたとあれば一大事だ。


 それで今に至るわけだ。何故今? それがケーセシャリー帝国の重臣たちの感想だっただろう。


 そんな今となっては五万人もいるケーセシャリー帝国軍でもインパクトに欠けているのだ。


 王級の実力者は今まで守護龍ゴーダガルーズの一人だけ。ようやく龍帝リリーシュ、龍王スーザリアンの二人の王級が増えたとは言え、守護龍は負傷して戦線から脱落。龍帝も龍王も実戦経験が無いのだからやはり老練な六大魔王には対応仕切れないだろう。


 まぁ、そんなことがなくても俺は龍帝と龍王を助けるけどね。


 何よりも龍帝も龍王ももはや俺の嫁候補認定されてしまったようだから助ける一択になった。


 でも、ラッシートのマリーシア女王、ディーガ王国のメーラシア女王、ケーセシャリー帝国のリリューシュ龍帝、スーザリアン龍王と嫁候補の位がどんどん高くなるのはどういうことか?


 しまいには女神様が嫁候補になったりして。な訳ないよね〜



(自分でフラグを立てています)

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