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193 可愛い過ぎる

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《レリトニール公子視点》


「可愛いだろ?」


 俺は得意になってリビエラ嬢達にモーフを見せびらかした。


「はい。なんと愛らしい」


 鍛治聖エカテリーナ嬢が答えてくれた。


「撫でていいよ」


 俺がモーフを差し出すと鍛治聖エカテリーナ嬢は、飛びつくようにモーフに抱きついた。


 可愛すぎるよね。


 火聖リージィー嬢も一緒になって頬擦りしている。


 モーフも嬉しそうだ。


「皆さん。その方はガイア様。この大地の神様ですよ」


 賢王リビエラ嬢が皆を(たしな)めようとしてモーフのあまりもの可愛いらしさに直ぐに陥落し、彼女もモフモフ仲間になっていた。


 これは何とも絵になるね。


 美女三人にモフモフされるモーフ。可愛い過ぎる。


 俺はニンマリと三人と一匹? の可愛いらしい姿を堪能するのだった。


 でもモーフは凄いんだよ。


 ステータスを見てみると剣王よりも高いステータスだ。レベルは見えない。モーフによると古い神々にはレベルは無いのだそうだ。


 それにステータスは、俺の鑑定スキルが自動的に数字で表しているに過ぎないのだと言う。つまりステータスも無いようだ。


 なぜなのか聞いてみたが、古いからだとか意味の分からないことを言っていた。


 古いとどうして無いのと聞くと天界の神様がいなかったからかな? なんて冗談のように言っていた。


(全て本当です)


 まぁ、可愛いだけで十分なので深掘りはしたいない。可愛い上に強いって凄くない?

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