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１５８ 応援しましょ！
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《賢王リビエラの視点》
なんと、わたくし達がガーディーサマルがいた場所にやって来るとなんとそこには、目を見張るような巨人が屹立していた。
「あれは？」
暗殺王エーメラル嬢が驚愕しつつ尋ねた。
「あの剣は、伝説の神剣エーリャール。その持ち手と言えば剣神ユーリプス神に違いないな」
「はい？ 剣神ユーリプス様？ 守護者とかではなく？ １２神のユーリプス神です？」
エーメラルダが口をぱくぱくさせながらうわ言のように言った。
わたくしもあなたと同じ気持ちよ！
公子様は誰と対峙されているのよ！
いつもめちゃくちゃだけど今度こそ本当にめちゃくちゃじゃない！
なんか知らんけど、戦う話になってるし！
どうすんのよ！
「どうするんです？ 公子様、神様と戦おうとされていますよ。止めないと」
「エーメラルダ嬢。誰が誰を止めるって？」
「ああもう。こうなっては見守るしか有りませんわ！」
エーメラルダ嬢が居直った！
でもその通りよね。
「皆さん。ここは公子様を信じて応援するしかないわ」
わたくしは何が何だか訳が分からず混乱した頭で馬鹿な提案をするのだった。
☆
「お勝ちになったわね」
「お勝ちになられましたね」
「勝った！」
「「「凄いですぅ」」」
「「「「「キャー！ 凄い！」」」」」
禁忌の森に黄色い声が騒がしく響きわたったのだった。
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